概要
私に手を振るあの子は、誰?
シングルマザーの温子。
子どもはもちろんかわいいけれど、疲れと苛立ちを感じる日々だ。
いつものように車で娘のひなたを保育園に送ったあと、職場に向かう途中の温子に、前を走っていたバスの後部座席の園児が振り向いて手を振っている。
あの子、見たことがあるような……。
それは、幼い頃の自分だった。
子どもはもちろんかわいいけれど、疲れと苛立ちを感じる日々だ。
いつものように車で娘のひなたを保育園に送ったあと、職場に向かう途中の温子に、前を走っていたバスの後部座席の園児が振り向いて手を振っている。
あの子、見たことがあるような……。
それは、幼い頃の自分だった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!お話したい子がいるよって、あの日の私に伝えたい。
本作は幼い頃の自分と再会する不思議な物語です。
主人公の温子は運転中に幼稚園の送迎バスの後部座席で手を振る子どもを見ます。
それは幼い頃の自分だったのです。
不思議な体験のなかで思いだしたのは、手を振るのは、寂しさを紛らわす遊びだったこと。
幼い頃から自分には友達ができなかったこと。
それは誰とも分かり合えないと彼女が思う原点の記憶。
記憶の奥底にしまい込んだ自分との再会でした。
過去の孤独を埋めるように幼い自分へ手を振り返す温子。
それは彼女の日々の小さな楽しみともなってゆきました。
そんな不思議な日々の中。
シングルマザーの彼女は幼い娘との何気ない会話のなかでとある大切な事に気…続きを読む