落ち葉散る日のイーゼルの呟き

最初はシャンソンみたいだなと秋の詩を感じながら気持ちよく読んでいったら、
 ──君なのか
から、ある物語が始まっていたことを知り、感動でちょっと震えた。
さいごは、
"Julienジュリアン"
私はやっと、君のものになる、
で締めくくられている。
短い文章のなかに、ふたつの人生が語られていて、粋でペーソスが漂う。やっぱりこれはシャンソン。