好奇心は猫をも何とやら……

この手の怪異ものというのは、場の雰囲気をどれだけ子細に描写し、情景を想像させるかが、一種の「基準」となるところがあります。
本作では徐々に変化し、怪異の影響を受けていく情景をとても丁寧に描写しており、それにより登場人物たちの心情の変化も実にリアルに描いています。
徐々に徐々に、しかし確実に変わっていく「ぞわり」としたものを、本作品から感じ取ってください。

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