140字小説まとめ18

計画通り

神様に、攫われた。寂れた神社に、毎日お参りしていたら、気に入られたらしい。

「ズット、イッショ」

爛々と赤い瞳が輝き、耳まで裂かれた口が開かれる。


私は、その口を塞いだ。途端に怖気づいた神様を、両手で掴んで引き寄せる。

「毎日通った甲斐がありました、神様」

ずっと、一緒ですよね?

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