孤独

器に、注がれている。やったぁ、嬉しいな。……でも。

「僕のは長くて深いから、満杯……いや、溢れるまで……」

すると、注いでいる人の顔が段々曇り、冷たくこう言われた。

「自分でやって」

仕方がないので、独りで注ぐ。なかなか堪らず、満たされもしない。どうしてなんだろう。いつも分からない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る