創作って楽しい

 最後になりましたが、「俳句」についても紹介したいと思います。


 俳句はね、癒しです。確か創作を始めたばかりのころ、「Twitter※当時句会をするよ」というお知らせを見かけて、勢いで見学させてもらったのがきっかけでした。そのご縁もカクヨムを通じて生まれたもので、その後お誘いをいただいて、2023年1月からは正式に句会に所属しています。これが楽しい。月に一回、メールでやり取りするのです。お題に沿って五句詠んで提出し、誰が詠んだものか分からない状態でそれぞれ五句ずつ好きな句を選んで評をつけ合います。そのうちの一句は特選とします。

 日々のちょっとした出来事や、印象に残った瞬間などを切り取って、俳句を詠みます。いつも思うのですが、本当に日記みたい。俳句はたった十七音、それなのに解釈は無限です。いろんな受け取り方があって、それぞれに味わいがある。そんなところが俳句の面白いところだと思います。

 はじめは難しそうだなと思いました。でも、教えてもらったルールは、「五七五で詠むこと」、「季語を入れること」の二つだけ。とってもシンプル。楽しいときはもちろんですが、どんなに気が滅入っているときでも、俳句に触れると不思議と気持ちが落ち着いてくるように感じます。これから先、たとえ小説を書けなくなったとしても、俳句だけはずっと続けている気がしています。いいですよ、俳句。


 

 最近は企画に参加して、いろんなものを書いて遊んだりもしています。創作と出会えてよかった、心からそう思います。楽しく物語を紡いで、ときには胸の内を吐き出して。こうして創作を通して皆さまと交流ができるのも、とてもとても支えになっています。これからもゆっくり活動していけたらいいなと思います。

 

 皆さまへの感謝を込めて、このエッセイを締めくくらせていただきます。ありがとうございました。

 

 

 


 本エッセイの関連作品を置かせていただきますね。よろしければ。


 『中華日和』

https://kakuyomu.jp/works/16818093080089700575

 日本人青年と台湾人研修生の友情。梅雨の日限定の異文化交流のお話です。美味しいごはんシーン、あります。


 『夜宵 〜トマトと卵のラーメン〜』

https://kakuyomu.jp/works/16817330662283997497

 代表作です。カクヨムWeb小説短編賞2023で短編特別賞をいただきました。帰省した兄妹が、深夜の実家でラーメンを作って食べます。寄り添い合う二人を一緒に見守っていただけたら嬉しいです。

 

 『飽和。』

https://kakuyomu.jp/works/16818093074078393656

 友人が亡くなった。本当はちゃんと見送ってあげたかった。通夜に参列するつもりだった主人公の、そんなお話です。

 

 俳句集『幾望』

https://kakuyomu.jp/works/16817330664723696766

 毎月更新中。自由な解釈をしていただきたいと思い、解説は載せていません。お気軽に覗いてみてくださいね。コメントも大歓迎です。

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男の娘と台湾、そして俳句 ゆげ @-75mtk

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