このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(177文字)
これは小さな思い出の話。ただの思い出話ではありません。不思議な魅力を、不思議な空気を背負った思い出話です。ただの思い出話ではありません。彼女らを形作っている、大切な過去のお話です。物語全体の雰囲気がよく作られていて、ぐっと惹き込まれてしまいます。少し耳を傾けるだけのつもりでも……いつの間にか、最後まで聴き入ってしまいます。描写、エピソード、言葉選びの全てが私達を捉えて離さない。作者様の才能が怖いです。
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