いのちの物語

3作の短編からなる命を描いた物語です。
生とは? 死とは? 誰もが避けられない問いに、真正面から向き合っていきます。

それぞれの短編に出てくる人間の登場人物は異なりますが、共通しているのはカラスたち。慈鳥と呼ばれる彼らの視点から、生と死に関する哲学が紡がれます。

人生において身近な人やペットの死を経験しない人はいないでしょう。
それは祖父母世代に訪れ、やがて親世代に、そして一歩ずつ本人へと近づいてくるもの。
我々は限られた「生」という期間を、神様から与えられた借り物の肉体で経験しているのに、日頃からつねに命について考えている人は少ないはず。
でも日々感謝をもって、かけがえのない時間を過ごしていくために、生きる、ということについて考えてみませんか?

限りある命を精一杯生きるすべての人におすすめします。

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