生きるとは何か? 命の重さとは?

三羽のカラスの物語。
カラスは忌み嫌われる鳥だが、家族を大事にする所から「慈鳥」と呼ばれる。

沢山の苦しみや悲しみ、憎しみはある。
けれど、だからといって、復讐は何も産まないのだ。
食物連鎖上で、命を大切にいただくというのが、あるべき姿。
未来へ希望を繋ぐ命が、我々が迎えたいと思っている者。

生まれた「命」はやがて死んでいく。それは全ての命に平等に与えられること。
だから、それを大切に生きてほしいのだ。

それが、作者の強い希望でもあると思う。

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