概要
温もりが怖い
貴方を抱く、この温もりが消えてしまう。
やがて貴方は私から離れ、去っていく。
温もりが怖いのです。
貴方の体温をずっと私と同じにしておきたい。
どうすれば、いいですか。
僕は勇気をもって身体を離します。
腰に廻した右手の力を抜きます。
だけど左手に絡ませた貴方の指はそのままに。
僕は目の前に現れた二つのハーフムーンを。
ジッと見つめるのです。
散乱した光の中に僕がいます。
僕をジッと見つめています。
頬を染めて貴方も。
見つめ返してくれているからです。
やがて貴方は私から離れ、去っていく。
温もりが怖いのです。
貴方の体温をずっと私と同じにしておきたい。
どうすれば、いいですか。
僕は勇気をもって身体を離します。
腰に廻した右手の力を抜きます。
だけど左手に絡ませた貴方の指はそのままに。
僕は目の前に現れた二つのハーフムーンを。
ジッと見つめるのです。
散乱した光の中に僕がいます。
僕をジッと見つめています。
頬を染めて貴方も。
見つめ返してくれているからです。
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