朝焼け見下ろし口付けを

鹿

水面に浮かんで瞳を開けて朝焼け見下ろし口付けを

浸る我が身は波間に揺れて重い瞼の上に月

あゝこのままに随に流れ狭間で躍れ我が心

浅瀬に足付け濡れた身起こし頬を叩いて手を伸ばす

指の合間に昇る朝日へ笑みをこぼして髪を梳く

ぴちゃりぴちゃりと素足の裏が海へと別れの挨拶を

鞄肩に掛け首を回して太陽を背に月へ向け

駆けて行こうか昨日の夜へと今日を往く為君達と

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朝焼け見下ろし口付けを 鹿 @HerrHirsch

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