朝焼け見下ろし口付けを
鹿
汀
水面に浮かんで瞳を開けて朝焼け見下ろし口付けを
浸る我が身は波間に揺れて重い瞼の上に月
あゝこのままに随に流れ狭間で躍れ我が心
浅瀬に足付け濡れた身起こし頬を叩いて手を伸ばす
指の合間に昇る朝日へ笑みをこぼして髪を梳く
ぴちゃりぴちゃりと素足の裏が海へと別れの挨拶を
鞄肩に掛け首を回して太陽を背に月へ向け
駆けて行こうか昨日の夜へと今日を往く為君達と
朝焼け見下ろし口付けを 鹿 @HerrHirsch
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます