概要
俺は、どうして救われなかったのか?
※これは、二次創作です。選択肢に名前がなかったので、ここに書きます。蜘蛛の糸を題材にした二次創作です。注意して下さい。文字数は、蜘蛛の糸と同じくらいにしています※
それは、幼少の頃の記憶。両親が蒸発する前の話だ。母親だったか、父親だったか、忘れてしまったけれど。読み聞かせをしてくれた古い短編小説があった。芥川龍之介作の蜘蛛の糸だ。強烈に覚えていることがある。俺は、カンダタが嫌いになったことだ。だってそうだろ? 他人を蹴落としてでも救われようなんて……。救いの手を上手く掴めなかった男を蔑んでいた。でも、大人になるにつれて、そんなことはどうでも良くなっていった。まだ、小学校にあがるまえに両親が蒸発した。その後のことは、どうでも良くて覚えてないし、覚えていても、興味もない。虚無の心のまま何となく
それは、幼少の頃の記憶。両親が蒸発する前の話だ。母親だったか、父親だったか、忘れてしまったけれど。読み聞かせをしてくれた古い短編小説があった。芥川龍之介作の蜘蛛の糸だ。強烈に覚えていることがある。俺は、カンダタが嫌いになったことだ。だってそうだろ? 他人を蹴落としてでも救われようなんて……。救いの手を上手く掴めなかった男を蔑んでいた。でも、大人になるにつれて、そんなことはどうでも良くなっていった。まだ、小学校にあがるまえに両親が蒸発した。その後のことは、どうでも良くて覚えてないし、覚えていても、興味もない。虚無の心のまま何となく
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