色褪せる事のない恋心

 魂を触れ合わせるということは、きっと奇跡的なことなのです。だからこそ美しく、誰の心をも震わせるのではないでしょうか。

 まして、その在り方が違う者同士であれば、なおのこと。
 この話に描かれている美しさは、小さな棘となって心に刺さります。

 僅かな痛みはしかしどこか甘く、いつまでも抜けることなく、切なく疼くのです。

その他のおすすめレビュー

遠部右喬さんの他のおすすめレビュー1,195