インペリアル・ハート

この世界には、12歳になると神々に拝謁し、見染められた者は、スキルを授かることが出来る儀式─神授式が行われる。

主人公のハートは、神授式の前日に前世の記録を思い出す。突然の出来事に戸惑いつつも、ハートと幼なじみ達の3人は神授式に赴き、奇跡的にそれぞれの神にスキルを与えられる。
しかし、主人公が告げられたのは能力値変換《ステータスリセット》、ステータスの値を振り直すというだけのものだった。
本来ならば神に選ばれるだけでも大変に幸運な事である、しかし嘲笑こそ無いが周りの目は冷ややかだった。

だが、ハートはこのスキルに可能性を見いだしていた。何故なら授かったスキルはもう1つ
─禁忌の書《グリモワール》…一度記録した事象を永久に保存し、半径0mに限り再現することが出来るというものだったのだ。

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