第3話
翌朝。
さちえはいつもの朝の通勤ラッシュに乗っていた。やっぱり狙い通り意中の彼も乗っていた。
さちえは小さくガッツポーズをして見せた。しかしなんて話しかければいいのかわからない。
サラリーマンと女子高生なんて接点ないし。私の降りる2つ前の駅で降りることはわかった。
私は学校遅刻して彼を尾行することにした。
予測通り2つ前で降りて、私は尾行する。
最初はセーラー服でもおかしくないかと思ったけど、スーツのサラリーマンの中セーラー服はおかしい。
私は隠れるように後を追った。すると駅近くの大きな会社に入っていった。凄いこんな大きな会社で働けるなんて。そして私は今さっき来た道を引き返し学校に向かった。
職員室。
「けしからん!無断で遅刻するなんて」
「ですから誤ってるじゃないですか」
「何をしいて遅刻したんだ?」
「・・・」
「言えないようだと明日から三日間の謹慎だな」
「・・・」
「もう行っていいぞ」
「あー明日から三日間謹慎だってさ私」
「うちの学校厳しいからね。でも、三日間休めると思えばいいじゃん」
「まあねーでも…三日間会えないのか・・・」
「心配そっち?」
「当たり前じゃん」
「その人彼女いるのかな?」
「いたらショックだな」
「複雑だね」
その日の帰り道。
「マリとも三日間会えないの寂しいな」
「寂しくなったらいつでも電話してね、でもいなかったらゴメンね!」
「うん」
「じゃあねー」
「jじゃあねー」
いつものように反対の電車に乗ってマリは帰った。
私は気分的にクリスマスでもないのに
「白いクリスマス」
を聴いて帰った。
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