死者の声が聴ける兄と、体が先に動く弟が営む喫茶店

 兄には死者の声を聞く能力がある。それを活かして喫茶店を営むという。それを聞いた弟は、兄のて伝いをすることを決めた。
 死者の声を聞くということは、聞けなければ探している者はまだ生きているということだ。
 そんな霊媒師としての仕事を裏稼業にした兄弟は、さまざまな出来事を経験することに。
 その先に、兄弟に隠された秘密が待っているのだろうか。
 死後の霊を扱いながらも、丁寧な筆致かつテンポの良い展開で、物語の先が知りたくなること間違いなし。
 お手隙の方はぜひご一読くださいませ。