輪廻転生を繰り返すハイファンタジー

ろくでもない父親に売られて、いつか復讐することを目的として生きていた少年、螺子。
自分を買った酒場の女主人の命令で物ごいをしていた彼が出会ったのは、幸せと繁栄をくれる、姫君と呼ばれる紗羅という美しい少女。
しかし紗羅には……いえ、紗羅と螺子には、大きな縁が隠されていたのです。

これは果てしない輪廻転生の物語。
転生と言っても異世界転生ものとは違い、幾度となく生まれては死に、また生まれ変わるのを繰り返していく魂のお話。
切なく過酷な展開もありますけど、それでも読む人を惹き付ける力強さが本作にはありました。
幻想的なハイファンタジーが好きな方に、おすすめの作品です。