光と影。生と死。よくある対比だけれどこのエッセイは名文です。

作者様の体験や心の動きが巧みな文章でつづられています。

光と影。
生と死。

それらは飽きるほど世の中の文章で語りつくされてきているけれど、やはり人はそれぞれ違う経験、違う感性ゆえに「その人ならでは」の「死生観」がある。

だからこそ読んでいて感心させられる。
けれどこのエッセイはそのなかでも逸品だと思う。

文章力が卓越しているからこそ、表現された経験や心のひだが読んでいる者にじわじわと沁みとおってくる。

人生経験の豊富さと高い文章力がセットになるとこのようなエッセイが書けるのかと脱帽した。

是非たくさんの方の目に留まるといいと思います。

最後に作者様へ。
素晴らしいエッセイをありがとうございました。

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