想像の翼を広げ天に舞う。

個人的に「いつも赤」と「十五夜」の二首が特に好きです。

服屋さんでいろいろ選んで「これ素敵!」と買って家に戻ると持っているのと似たような服だったというのは「あるある」ですよね!

あと十五夜のおつきさまでテンションあがるのは人間だけではなくお狐さまもというのも作者様らしい一首だなと思いました。

「狐の窓」というおまじないの話をどこかで聞いたのだけれど何処でだったかしら。
両手の指を合わせて窓の形にして覗き込むと化けている者の真実の姿が浮かび上がるというものだったような……。

話がそれましたね。
私は実体験を詠んだり想像詠んだりですが、どちらも中途半端な出来(というか地味)なので「十五夜」の一首のように少し不思議な雰囲気で「作者様独特の味」を感じる……「オリジナリティ」ってやつかしら、そういうのに憧れます。

追いつきたい、私も頑張ろうと思えました。
短歌の良し悪しなんてよくわかりませんが、私は好きなのでおススメしたい短歌集です。