二人で一緒に、ここから出よう

 気が付いたら電球になった幼馴染と部屋に閉じ込められている主人公のお話。密室から脱出せよという緊迫感に幼馴染が電球になっているという異常事態に読者はドキドキです。どんどん「ああ、もしかして」という予感が現実になっていくところもいいですし、最後もいい終わり方で面白かったです。何より「片方が電球」という理由が読んでいくうちに読者には何となくわかってちょっとハラハラする、というのが良かったです。