気が付いたら電球になった幼馴染と部屋に閉じ込められている主人公のお話。密室から脱出せよという緊迫感に幼馴染が電球になっているという異常事態に読者はドキドキです。どんどん「ああ、もしかして」という予感が現実になっていくところもいいですし、最後もいい終わり方で面白かったです。何より「片方が電球」という理由が読んでいくうちに読者には何となくわかってちょっとハラハラする、というのが良かったです。
気持ちの良い読後感でした。暫くあってない友人のことを思い出しながら読んでたら、思わずホロリ。短編ですが、かなり濃厚な満足感です。学校を卒業して、働き出してからずっと会えてない友達、いませんか?心当たりのある貴方は、是非この作品をお手にとって見てください。私と同じ満足感を得られることを保証いたします。