面白さという餡、練られた設定という生地でつくられた物語、まんじ饅頭

ひとこと紹介は、この作品の面白さを面白く表現しようとして失敗した感がありますが、そういう感じです。


さて、第3章まで拝読しました。

転生と言うべきか、死に戻りと言うべきか、主人公は再び自分として転生し直します。
ただし、生まれる前、胎児の状態なのでステータス振り放題という転生ボーナスのようなものを得るところが転生前と違う点。

凡夫ではなく強ければもう少し良い人生だったのではないか、出来の良い兄姉同様に認められるのではないかという淡い期待を込めて強くなりすぎた(変な調整も入った)結果、予想外の展開へと転がっていく……。


話の展開はノリと勢いの良い感じで進んでいきます。
また、話の末尾に細かな設定がTipsとして記載されており、設定をとても練られているのではないかと思っています。作者さまは書き続けている今も設定を練りに練っているかもしれません。

一読者として、第4章以降もさらなる面白さを期待しております。

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