この怪異を恐怖と捉えるかはあなた次第……

暗闇の中、作者:宇部松清様の耳元で聞こえる音。
何の音だろう……何が……? 誰が……?
得体のしれないその音に作者様は恐怖を覚えます。
そしてその正体が分かった時……!
私にとってはそれは恐怖でしかない。きっと作者様にとっても恐怖だったでしょう。
しかし、人によっては怖くないかもしれない!?
絶妙なバランスの『怖そうで怖くない』ですね。

エッセイ職人と自負しておられる作者様の作品ですから、それはもう読みやすいですし臨場感も感情表現もたっぷりです。ところどころコメディー挟まってますし。

でも、良く考えると「怖ぇよう……」ってなりましたね。
自分にそれが降りかかったら、作者様のように悲鳴を上げるに違いありません。

さぁ、この怪異があなたにとっても恐怖なのか。
それは是非とも作品を読んでお確かめください……。

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