概要
あたしは楽園を夢見ながら、風に舞う――
あたしは妖精。小さくて、風にすぐ飛ばされちゃう妖精。物に触れるとくっついちゃって、しばらく離れられなくなる。だから、服にはつかないように気を付けてる。だって、洗濯機に入れられたら、目が回っちゃうもん。あたしは楽園のような場所――靴の寝床へ行きたいと夢見てる。だから、靴にくっつけるように頑張ってる。今日も、楽園へ行けるよう願いながら、くるるん、と飛んでいる。
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