概要
我々は失敗した。禁忌だった。〝彼〟を決して絶対に怒らせてはいけなかった
ロンリロンリ王国北都にて起こった人類対魔族による戦争により家族を失った少年ケビン・リーヴスはぐうたら小僧だった。鼻歌まじりに昼寝をしていて、引取先の牧場では「ケビンがいなくなったらどこかで寝ている」という認識が二ヶ月目にして早々に確立していた。だけれども、心の中では吹き荒れる嵐の中の稲妻のように荒く吠え怒っている。魔族を皆殺しにしてしまう計画を立てていた。
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