不意に襲い来るほっこり愉快魔法の一撃。まさかアレがアレになるとは!

タイトルどおりのお話です。
なので本筋については「タイトルのとおりです」と説明するしかないのですが……

あえて言います。
本作の魅力は、本筋だけではない!

個人的に最大の見どころは、主人公が使う「魔道具」です。
これの効能は……あまりにもネタバレなので言えませんが(ネタバレチェックをつけててもちょっと憚られる)、まさかあの言葉を本当に現実化してしまうとは!! と目から鱗でした。
そして、そこから始まる愉快すぎる絵面がもう(笑)
ヒーローがアレをアレしているところなど、想像するだに愉快すぎます。

そして周辺要素が愉快だからこそ、本筋も引き立ってくるというもの。
ちなみにこの種の話でままある「悪役のざまぁ要素」は本作にはありません。意地悪役っぽいお嬢様はいますが、不当に貶められたり不幸になったりはしません。そこは安心して読んでいただいて大丈夫です。

ほっこり愉快な読後感をお求めの方に、お薦めいたします。