22句目(エピローグ)への応援コメント
趣味の落語によく川柳がでてくるので、ちょっとばかり興味をもった時期がありました。(出来もしないのに頭をひねっていました)
読売新聞社の時事川柳に何度か投稿して、たった1度だけ採用されたことがありました。まぐれだったんでしょうけど、嬉しいもので良き思い出となりました。
連作22句はどれも素敵だと思いましたが、17,18句では揚羽蝶が私の想像の中で、とても美しく飛び交いました。(18句ではもの寂しく)
20句はいかにも川柳という感じのユーモアがとても気に入りました。
作者からの返信
22句全部読んで下さったようで、
ありがとうございます。
18句目の揚羽蝶は、少し飛躍しすぎかなと迷いながら、
思い切って表現してみました。
20句目の放火魔は、雨にずぶ濡れになって、
少しは反省したのでしょうか。
それとも懲りずに放火を続けているのでしょうか。
前者だといいのですが。
22句目(エピローグ)への応援コメント
これまでは「炎天」「悲しみ」をテーマにした歌が多かったです。
夏空。灼熱の太陽の隙間に、ささやかな涼風を。そして悲しみもいつかは、空に消える日が来る。
今まで詠んできたテーマの、回答に当たる〆の句だと思いました。
ピエロは何者か。そしてどこから来て、どこへ行くのか。読者へ問いかけた謎。それは「貴方にとって、今年の夏とはどんなものでしたか」という問いに似ているのかも。
完結お疲れ様でした。
作者からの返信
なんとか、完結まで走りきりました。
「殉教@公共の不利益」(改名?)様には、
応援コメントならびにレビューで、
伴走していただきまして、
ありがとうございました。
16句目への応援コメント
にわか雨も、不意打ちのキスも。「突然」という共通項がありますが。
もどかしい関係の進展を願う女性の、願望を託した歌かと思います(男らしく、君の方から愛を伝えてよ)。
ただ元歌のポピーは、綺麗で華やかな印象がありますが。雨の中のキスは、湿気で味が分からなくて、足元は泥まみれで。そんな不器用さのある、青春の1ページかと思います。
(今回は解釈が難しく、かなり悩みながらコメを書きました。いきなり現れる難問に挑むような、そんな感覚でした)
作者からの返信
川柳は短いので、
読者の想像力に負荷をかけるのかもしれません。
本作については、
「突然」つながりで作ったので、
あまり深い意味はないのでしょう。
白雨が降っているときに、
ふと「くちづけは突然がいい」と
くちづさんでいただけたら、嬉しいです。
15句目への応援コメント
可能性の獣・・のうちの一体である「銀色の馬」。
人生とは不運と踊ったり、或いは不条理な妨害を受け続けることが当たり前であり、運命を呪うことも一度や二度ではありません(自分含む)。
一方、銀色の「塞翁が馬」もいるため、不運であっても「結果オーライ」な事もあるでしょう。そのまばたきの数だけバタフライ効果が起こり、多くの運命を変えていく・・というのもホラーですが。
運の悪さを嘆くか、不条理をチャンスに変えて活かすか。馬を遣わした神は、その様子を見守っている・・・かもしれない。
作者からの返信
なるほど。
銀色の「塞翁が馬」
という解釈はいいですね。
そのまばたきは、バタフライエフェクト効果
かもしれないという視点も納得です。
コメント、そしてレビューも、
ありがとうございました。
14句目への応援コメント
解釈は2パターン思いつきました。
1.真夏の雪の不自然さ
ぱっと見、釣り合っていなかったり、凸凹なカップルがいて、どこか不自然に感じますが。本人たちが、互いを尊重し合って幸せそうなら、それでもいいと思います。・・スクールカーストを理由にバッシングされることも、昨今ではありますが。
2.真夏の雪の儚さ
炎天下の雪が、すぐ溶けるように。恋人の絆も、あまり強固では無いかもしれません。だからこそ、それを守るための工夫や気概を、互いに重ねることが必要。リア充になるよりも「リア充を維持し続ける」方が、ずっと難しいと思います。
作者からの返信
すごい読解力ですね。
私はどちらかといえば、
2の真夏の雪の儚さのほうで作りましたが、
1の凸凹なカップル説も興味を惹かれるものでした。
コメントありがとうございました。
13句目への応援コメント
「太陽がメインで、大空が背景」という固定観念への脱構築。大空を見ようと思っても、直射日光に遮られ、限られた部分の空しか見えない。このときは太陽=邪魔者ですからね。
ぎらるりん。近藤真彦(ギンギラギンにさりげなく)と中原中也(謎めいた擬音の使い手)を足して割った感じですね。
実存系・ポストモダン系の哲学者が「勝手に専門用語を作り過ぎている問題」はありますが。造語の語感で、読者に「強烈な違和感」を与えるのも、歌人の才覚だと思います。
作者からの返信
ぎらるりん、は
中原中也は意識していませんでしたが、
好きな詩人なので、自然と真似ていたのかも。
オノマトペは
今後も新たなものを開発していきたいなと
思っています。
1句目(プロローグ)への応援コメント
朝顔をショパンと呼んでもいいような気がしてきました。
なんか合いますね。
作者からの返信
「ショパンのように」は、
かなり力業だったかも。
まあ、
これはこれでよしとしましょう。
19句目への応援コメント
滝口さまの恋歌は何だかとても肉感的です。
作者からの返信
この頃の川柳には「くちづけ」が多いのです。
人間が煩悩の塊であることを
改めて自覚させられます。
コメント並びに星ならびにレビュー、
ありがとうございました。