★
0
概要
異界駅、パラレルワールドが好きだという方へ。
黒沢卓也はバイト終わりにいつも乗っている電車に乗車し、自分が一人暮らしをしている最寄り駅を目指した。しかし、疲れていたこともあっていつの間にか眠ってしまい、卓也が目を覚ますと、電車はどこかの駅に停車しており、乗降口は開いていた。ここは一体どこだろうと思い、卓也が車内の電光掲示板に目を向けてみると、そこには「黒池」という見知らぬ駅名が書かれてあった。恐らく、自分は寝過ごしてしまったのだろうと思った卓也は、慌てて電車から降りるのだが、その直後、あり得ないことに気が付くことになった。というのも、卓也が降りた駅は東京とは思えないほど田舎の駅で、しかも、無人の駅だったのだ。卓也が普段使用している沿線にそもそもこのような駅など存在していないはずである。何かがおかしいと卓也は嫌な予感を覚えることになる。す
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?