涙が止まりません

自分は小説を書く者ではありませんが、何らかの創作をするには、自身の精神状態が安定出来る状況でなければならないと、経験的に思っています。心が安静しての創作活動での結果としての創作物の結実。である筈なのに、何故ゆえに作者様はこの様な物語が書けるのか。どの様な精神状態を保てば、この様な陰鬱な小説を書き続けることが出来るのか。
転生して未来の記憶を活用して無双する(?)小説なのに、読んでいて、とてもとてもつらいです。最初から最新話まで、ずっと涙まみれで読んでいます。つらいだけなら、読むのを止めればよいのですが、それだけは拒否します。続きがもっと読みたいです。自分の人生観やこれまでの言動に反省と懺悔と悔恨を呼び起こす小説です。ですが、今日も明日も変わることなく、自分は生きて行くのだろう、とも思わせる小説です。
最後にひとつだけ言わせて。大傑作です。

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