第6話ポンコツAIアンドロイドとワンルームライフ
ポンコツAIアンドロイドとワンルームライフ6、、、初めてのテーマパーク、、、
それから2週間後の金曜日、、、
朝、、、、亜土夢は、朝早くから朝食と、自分の弁当と凜のお昼のチャーハンとスープを作っていた、、、、、、そこに、凜が起きてきて、、、「あっ、、亜土夢、おはよう、」
「凜ちゃん、おはよう、、もう朝食は出来たよ、、、」
「亜土夢、、、ちょっと待ってね、、歯磨きと顔を洗って来るよ」、、相変わらず人間みたいな凜だった、、、
凜が戻って来ると、カウンターテーブルには、朝食が並べられていた、、
「ごめんね、、亜土夢、、本当は凜がしないといけないのに、、これじゃあ、奥さんとして失格だよ、、」
「良いよ、、ゆっくり覚えれば、、」
「あっ、、亜土夢、、洗濯とお掃除は凜がしておくから、、少しずつ出来るようになったんだよ、、、」
「ええと、、あまり無理しないでいいからね、、」、、亜土夢は心配そうに言った
凜は、不満そうに、、、「あ~、亜土夢、、凜がまた失敗して、いろんな物を壊さないかと思ったでしょう、、、ぷんぷんだよ」
「、、、ちがうよ、、、凜に何かあったら心配なんだよ、、」、、、とことん凜に甘い、亜土夢であった
「うん、、少しずつやるから、、凜は優秀なんだよ、、1回失敗すれば、わかるんだよ」
亜土夢は思った、、、「、、、、優秀な人はあまり失敗はしないよ、、凜ちゃん、、」
朝食を食べ終わると、亜土夢は凜に、お昼に温めて食べるようにとチャーハンとスープの事を説明した、、
亜土夢は、それから、あわてて、会社に出かける準備をした、、、、、、凜は玄関まで見送ると、、「亜土夢、、凜は寂しいから、早く帰って来てね」そう言うと、、、亜土夢をずっと見ていた、、、
「あっ、、、会社に行きたくない、、凜とずっといたい、、、ダメだ、亜土夢、、、」
、、、亜土夢はそんな思いで会社に向かった
亜土夢の会社、、、
亜土夢は午前中の仕事を、こなしていた、、
お昼になると、各々、いろんな形で昼食を取っていた、、、AIアンドロイド達は、隅っこの方で、、会話をしないでエナジードリンクを飲んでいたり、、社食を食べる社員もいたり、贅沢に宅配ランチを頼む者もいる、、亜土夢は凛と同じ、チャーハンとスープの弁当を食べていた、、、
同期の、木下のお誘い、、、
すると、亜土夢の座っている、テーブル席に同期の木下が来て、、、「あっ、高橋、、、お前いつから弁当になったんだよ」
「木下か、、最近だよ、、節約のためだよ」
「そうか、、、」、、、すると、木下が思い出した様に、、、「高橋、、、昨日、、お前近所のスーパーにいただろう、、」
「ああ、、買い物に行ったけど、、、それが、、、」、、、亜土夢は、、不思議そうに聞いた、、
「大有りだよ、、、お前と一緒いた、、凄いかわいい子、、あれは、お前の彼女か、、」
「あっ、、、そう言えば、昨日、凛と買い物に行ったな、、、」、、亜土夢は別に気にしなかった、、、
「おい、、どこであんなかわいい子と、知り合ったんだ、、、良いな、、、」、、木下は亜土夢に言い寄った、、、
亜土夢は思った、、、「やっぱり、木下が見ても、凜は人間に見えるんだ、、この会社にいる、AIアンドロイドとは全然違うからな」
「こんど、紹介しろよ、、」
「あのね、、木下、、お前も彼女がいるじゃないか、、、」
「、、、、う~ん、、、あそこまでかわいくないからな、、、俺の彼女は、、」
「木下、、お前、彼女に失礼だろう、、お前の彼女、、庶務課の宮崎さんだろう、、かわいいじゃないか、、、」
「、、、、普通かな、、、それより、高橋、お前の彼女、、どこで知り合ったんだ、、」
「秘密だよ、、、」
「名前は、、」、、、木下は興味津々で聞いてきた、、
「凜だよ、、、高橋凜、、、」
「へえ~、、お前と同じ名字なんだ、、、まさか、俺に黙って、結婚なんかしてないよな、、、」、、木下は、、亜土夢を問い詰めた、、、
「あのね、、まだ、俺は独身だよ、、」、、亜土夢は、、結婚しているようなものだと思っていたけど、言わなかった
すると、木下が、、、「あっ、そうだ、、、高橋、、明日の休み、、お前予定があるか」
「、、、明日、、、、いや、、なにも予定してないけど、、、」
「じゃあ、、良かった、、、俺と彼女、明日会社の近くの大きなテーマパークでデートするけど、、一緒に行かないか、、、彼女の友達と行く予定がダメになって、チケットが2枚余っているんだ」
亜土夢は、悩んだ、、、「凜は、大丈夫かな、、、AI、アンドロイドと言うことがバレないかな、、、」、、、亜土夢は少し考えていた、、、
「おい、、高橋、、聞いているのか、、さては、お前、彼女を俺に会わせたくないのか」
「良いけど、、お前、、宮崎さんに了解得なくて良いのか、、」
「えへへ、、もう了解得たぞ、、由紀もお前の彼女に興味津々みたいだぞ」
「あっ、そう、、わかったよ、、でも、俺の彼女は少し変わっているから、、」
「かわいければ、、良いじゃないか、、高橋、、お前贅沢だぞ、、」
亜土夢は、思った、、、「確かに凜は凄くかわいい、、、、でも、、、まあ良いか、、何があっても凜は、、凜だな、、」、、、亜土夢は不思議な納得をした、、、
「わかったよ、、木下、、じゃあ、明日テーマパークに行くよ、、、」
「じゃあ、、9時に、、テーマパークの入り口の前で待ち合わせだな、、、」
「ああ、、わかったよ、、」
その日の仕事は終わって、、亜土夢は凜の待つマンションの自宅に向かった、、、帰りの途中、、スマホのお知らせメールに気ずき、「あっ、、、銀行からお知らせだ、、えっ、入金、、、給料はまだだけど、、、、えっ、50万、、、AIアンドロイド管理局、、、葵さんが、言ってた協力金なの、、こんなにもらって良いのか、、、、」、、亜土夢は動揺した、、
しばらくして、、、「でも、、これで明日のテーマパークで、、少しは凜に贅沢させられるかな、先輩に3000万払って、貯金、全部無くなったからな、、、」、、、亜土夢は、少しほっとした
亜土夢は、自宅マンションに着いた
相変わらず凜は、亜土夢の帰りを、、ずっと待っていたみたいで、、、マンションの自宅の、ドアを開けると凜がいた、、、「あっ、、、、あなた、、お帰りなさい、、お食事にする、、お風呂にする、」
「あの、、凜ちゃん、、普通にして、、それに、夕食はこれから俺が作るんでしょう」
「亜土夢、、お風呂に入った方が良いよ、、今日は少し暑かったでしょう、、、、あのね、亜土夢、凜はずっと寂しかったんだよ、、、」
「ごめんね、、、、そうだね、、お風呂に入るかな、、、」
亜土夢はお風呂に入ると、、、夕食の準備をした、、、、「今日は、、少し暑かったから、冷やしたぬきと、、少し天ぷらでも揚げるか、、、」
「えっ、、、ご飯、、、たぬき、、、かわいそうだよ、、、凜は動物大好きなんだよ」
「、、、凜ちゃん、、動物のたぬきと違うんだよ、、、冷たいうどんに、天かすとか、具材をのせて食べる料理だよ、、お揚げをのせると冷やしきつねと言うんだよ」
「ふう~ん、、、動物さんじゃないのか、、凜は安心したよ、、、」
亜土夢は、、テキパキと夕食を作った、、、
しばらくすると、キッチンカウンターテーブルには、冷やしたぬき、と、、冷蔵庫にあった物で作った天ぷらが、並んだ、、、
「わあ~、、凄い、、、亜土夢は料理の天才だよ、、、きれいだね、、うどんの上にいっぱい何かのっていて、、、あっ、、冷たくて美味しい、、、」、、、凜は、ニコニコと笑って冷やしたぬきを食べていた、、、
「亜土夢、、、この、お野菜の天ぷらも美味しいよ、、、」
「ごめんね、、有り合わせで天ぷら作ったから、、お野菜しかなくて、、、」
「え~、、、亜土夢、、何で謝るの、、凜は満足だよ、、全部美味しいもん、、、」、、凜は、、美味しそうに天ぷらを食べた
楽しい、夕食を終えて、、亜土夢と凜は、、リビングでテレビを見ていた、、、
「あっ、、、凜ちゃん、、明日だけど、、、テーマパークに行かないか」
凜は、目を輝かせて、、、、「え~、、テーマパークって、、あの、、乗り物がいっぱいあって、、美味しい物とか色々とあって、、かわいい物が、いっぱい売っている所だよね」
「、、、ええと、、そうだね、、、」
凜は心配そうに、、、「でも、、亜土夢、、お金がいっぱいかかるってテレビで言ってたよ、、、大丈夫なの、、、」
「凜ちゃん、、大丈夫だよ、、今日ね、、、ほら、葵さんが言ってた凜ちゃんの協力金、あれが、入ったから少しは凜ちゃんに贅沢させられるよ、、、」
「そうなの、、、凜は、亜土夢がいれば、何もいらないよ、、、亜土夢と一緒が一番楽しいもん、、、」、、、凜はニコッと笑って言った、、、
亜土夢は、、、、、「あ~、、、かわいいのに、、、凄くやさしい、、、ダメだ、、もう凜の事しか、考えられない、、、」
「亜土夢、、、どうしたの、、、」
「うん、、、凜はやさしくて、、凄くかわいいと思ったんだ、、、」
「そうだよ、、かわいい凜は、、亜土夢の奥さんなんだよ、」、、、凜はニコッと笑って言った、、、
「あっ、そうだ、、凜ちゃん、、明日のテーマパークだけど、、会社の同期の木下と彼女の宮崎さんも行くけど、大丈夫かな、、」
「凜は、平気だよ、、」
「ええと、、凜ちゃん、、、凜ちゃんは亜土夢と一緒に暮らしているけど、、亜土夢の彼女と言う事になっているから」
「え~、、、凜は、亜土夢の奥さんだよ」
「あのね、、話がややこしくなるから、その設定でお願いしたいんだけど、、後、凜ちゃんは人間で、、年齢は19歳と言う事にしてね、、」
「うん、、人間だと思っているから良いよ、それに、、18歳以上なら亜土夢と結婚出来るから、、、、しょうがない、、、りょ、、なのだ、、」
「、、、そんな情報、どこで聞いたの、」
「葵のお姉ちゃんが言ってたよ、、凜の設定はたぶん、18歳から20歳ぐらいだって、亜土夢と結婚出来る歳だねって言ってた」
「そうなの、、上手くやってね」
「りょ、なのだ、、」、、、「ははは、、、はあ~、、」、、、少し、不安な亜土夢であったが、、、明日に備えて寝ることにした、、凜はベットで、、亜土夢はベットの隣に布団をひいて寝た、、、「ずっとソファーで寝るのはきついし、、これで良いか、、」
テーマパークに行く、、初めてだらけの凜ちゃんです、、、
テーマパークに行く日の朝、、、、
亜土夢が早めに、目を覚ますと、ベットで寝ていたはずの凜が、なぜか亜土夢の布団で寝ていた、、、「え~、いつの間に、ああ~、寝顔もかわいい、、、」
すると、目を覚ました凜が、、、「あっ、、亜土夢、、おはよう、、あれ、、どうして凜は亜土夢の布団で寝てるの、、」
「あの~、、凜ちゃん、、それは亜土夢が聞きたいよ、、、」
「わかんない、、、まあ良いか、、、」
凛と亜土夢は、、顔を洗い、歯を磨いた、、、その後で、、亜土夢は朝ごはんを作った、、、
キッチンカウンターテーブルには、ハムエッグとサラダ、牛乳が並べられた、、亜土夢と凜は、急いで食べると、凜は出かける準備をした
亜土夢が、片づけをしていたら、、準備が終えた凜が、亜土夢の側に来て、、、「亜土夢、、凜、、かわいい、、これ、亜土夢が買ってくれた、洋服だよ、、」
亜土夢は、、いつにもましてかわいい、凜を見て、、、「、、、似合っているね、、凜ちゃんとてもかわいいよ、、」
「そうだよ、、凜はかわいい、亜土夢の奥さんなんだよ、、」
「凜ちゃん、、彼女ね、、設定を忘れないでね、、よろしくね、、、」
「うん、、わかったよ、、、、亜土夢、、」
2人は準備が終えると、、、テーマパークに向かう為に、、マンションを出ると、大通りの動く歩道に向かった、、、
「ねえ、、、亜土夢は車とか運転しないの」
「うん、、、だって空飛ぶ車は便利だけど、価格が高いし、、AIアンドロイドを購入するため、節約していたから、、、」
「そうなんだ、、でも、良かったね、凛と知り合って、、」
「そうだね、、良かったと思うよ」
30分も、大通りの動く歩道、エスカレーターロードで移動すると、、、大きなテーマパークの入り口に着いた、、、
すると、、、入り口の前で、木下と彼女の宮崎さんが待っていた、、亜土夢と凜は急いで向かった、、
「、、木下、、今日はよろしくな、、」
「ああ、、高橋、、そんなことより早く彼女を紹介しろよ、、」
「高橋くん、、今日はよろしくね、」、、宮崎さんはニコッと笑って言った
「ええと、木下、、宮崎さん、、俺の彼女の高橋凜だよ、、」、、亜土夢は、照れ臭そうに紹介した、、、
凜は軽く会釈して、、、「初めまして、、亜土夢の奥さ、、、あっ、、彼女の高橋凜ですよろしくお願いします」、、凜はニコッと笑って言った、、、
「高橋くん、、、彼女の凜ちゃん、凄くかわいいわね、、どこで出会ったの、、それに、幼く見えるわよ、、まだ10代かしら」
「はい、、19歳です、、」
「なあ、由紀、俺が言ったとおりだろう、、高橋の彼女、、凄くかわいいって、、、」
「もう、、春斗さんは、黙っていて、、19歳なの、、良いわね、スタイルも良いし、高橋くん、ぞっこんじゃないの、、」
「、、、凜の方が、亜土夢の事が大好きなんだよ、、、」、、、凜はまたニコッと笑って言った、、、
「そうなの、、高橋くん、良かったわね」
「、、、ええと、、はい、、」
「じゃあ、高橋、、今日はお互い仕事は忘れて、目一杯楽しむぞ、、、」
4人は、テーマパークに入って行った、、
凜は、テレビでは見た事があったが、本物を見るのは初めてで、、はしゃいでいた、、
「うわ~、、凄い、、亜土夢、、凜は初めてだらけだよ、、あれ、、ジェットコースターって言うんだよね、、あそこの乗り物もかわいい、、あっ、、、動物さんがいっぱいだよ、、」、、、凜はキョロキョロと辺りを見回していた、、、
「そうだね、、、ロボットだけどね、、」
「えっ、、、高橋くん、、凜ちゃんは、こう言う所は初めてなの、、遊園地とかテーマパークは、、今時、信じられないわよ」
「ええと、、凜は、ずっと病弱だったから、あまりこう言った場所は来た事がないんだ」
「え~、亜土夢、、凜は病気なんかしたこと、、、」、、「ええと、、凜ちゃん、、」
、、凜はすぐに理解して、、、「あっ、、、そうだったかも、、体弱かったみたい」
「、、そうなの、、」
「由紀、、そんなの良いじゃないか、、じゃあ、凜ちゃん、今日は楽しんでね」
「うん、、ありがとうございます」、、凜はニコッと笑って言った
テーマパークを満喫する、凜ちゃん
凜達は、、2~3個ほど、乗り物に乗ると、、休憩を兼ねて、、ショップでお買い物をした、、、
ここでも、凜は珍しそうに見ていた、、「あっ、、、かわいい、、この帽子、お耳が付いてる、、、良いな、、」、、すると亜土夢が、、「凜ちゃん、似合うと思うから買って良いよ、、、」
凜は少し考えて、、、「えっ、、、でも、、亜土夢、、少し高いよ、、」
「凜ちゃん、、昨日言ったでしょう、協力金が入ったから、、今日は、贅沢しても全然大丈夫だよ」
「、、、うん、、ありがとう、、、」
亜土夢は帽子を買って、凜に渡すと、凜は嬉しそうに帽子をかぶった、、「亜土夢、、、凜はかわいいかな、、、」
「、、、、かわいいよ、、」、、亜土夢は照れくさそうに言った、、
周りのお客さんも、、凜を見て、、「えっ、あの子凄くかわいいけど、、芸能人なのかな、、、」
「スタイルも良いし、、モデルかも、、」
と、小さな声で話していた、、、
凜は亜土夢に向かって、、、「亜土夢、どう本当に似合っているの、、、」
「うん、、、、似合っているよ」、、、周りの反応で亜土夢は、凜は誰が見ても人間としか見えないんだなと思った、、
木下も宮崎さんにプレゼントをしていた、、、すると宮崎さんが、、「ねえ、、、高橋くん、凜ちゃん、お昼にしようか」
「あっ、いいね、、高橋、、あのレストランはどうだ、、」、、木下は、近くのレストランを指差すと、、そう言った、、
「ああ、、任すよ、、木下、、」
「うん、、凜は良いよ、、」
4人は、大きなレストランに向かった、、
レストランの店内の中央にある、オートキッチンマシンで、好きな料理を選んだ、、
「ええと、、凜ちゃん、何にするの、、」
「うん、、この間、亜土夢が作ってくれた、、ハンバーグを注文したよ、、」
「じゃあ、、俺と同じだね、、」
しばらくすると、オーダーした料理が出来、、それをトレイ型ロボットに載せると、トレイ型ロボットが席を案内した、、
4人は、窓際の席に案内されると、、テーブル席に腰かけた、、、
「凜ちゃんは、ハンバーグが好きなの」、と宮崎さんが聞くと、、、
「うん、、、亜土夢が作ってくれたから、、亜土夢が作る料理は、、本当に全部美味しいの、、ねっ、、亜土夢、、、」
木下と宮崎さんは、驚き、、「高橋くん、、あなた料理をするの、、」、、と聞いた
「高橋、、いつから、、やっているんだ、、以前は家では何も作らないって言ってたじゃないか、、、」
「ああ、、凜と一緒に住むようになってからだよ、、、」
「、、、、そうなの、、、でも良いわね、春斗も、料理とか、覚えて作ってくれたら良いのに、、、」、、、宮崎さんは不満そうに言った
「えっ、、、俺は由紀が作った料理が、、、一番美味しいと思っているから、作らないんだよ、、、」、、、「それでも、、たまには作っても良いのに、、」
木下は、亜土夢に、、、「おい、、高橋、責任取って、俺に料理を教えてくれ、、」
「、、、、誰でも作れる料理しか作っていないよ、、自分でレシピを見て作ったらいいだろう、、、」
「ああ、、わかったぞ、、お前より美味しい料理を由紀に作ってやる、、」
「あら、、春斗さん、よろしくね」、、宮崎さんはニコッと笑って言った
レストランを出ると、、木下が、、「おい、高橋、、次は、ホラーハウスに行かないか」
「えっ、、、春斗、、私が苦手なの知っているのに、、、」、、宮崎さんは、少し強い口調で言った、、、
「良いじゃないか、、俺がずっとついているから、、、」
「、、、、わかったわよ、、、」
凜はキョトンとして、亜土夢に聞いた、「亜土夢、、ホラーハウスって何、、」
「う~ん、、、お化けとか幽霊とかが人を脅かすんだよ、、、」、、凜はまた不思議そうに、、、「えっ、、、何がおもしろいの、、お化けや幽霊なんて、科学が進んだ世の中に、、本当にいるの、、」
「さあ、、見たこと無いから、、」
「亜土夢は怖いの、、」
「、、、う~ん、、見たこと無いし作り物だし、、、」
「えっ、、、作り物なの、、亜土夢、凜は怖がった方が良いの、、」
「さあ、、女の子は大体、怖がっているみたいだけど、、、」、、凜は納得した様に、、「うん、、凜も頑張って、怖がるよ、、」
「頑張る、、ええと、、、そうなの、、普通で良いのに、、、」
4人はホラーハウスに入って行った、、するといろんな所から、女の子の悲鳴が聞こえた
「あ~、、やっぱりダメ、、」、、宮崎さんは、木下の後ろに回って、手を繋いだ、
「大丈夫だよ、、絶対手を離さないから」
木下は、、ニコッと笑って言った
それを見た、、凜は、、、「きゃーっ怖い、、亜土夢、手を繋いで、、」、、と
亜土夢の手を握った、、、
「凜ちゃん、、まだ、お化けや幽霊は現れていないよ、、、」、、、凜はニコッと笑って
「うん、、予行演習だよ、、、亜土夢こんな感じで良いのかな、、」
「、、ええと、、、、、、本当は普通で良いのに、」
通路の、行く先々で、お化けや幽霊が現れて、そのたびに、宮崎さんは、悲鳴をあげていた、、、凜もぎこちなく、怖がってみせた
「亜土夢、、怖いよ、、あ~、あの幽霊、普通のアンドロイドだよ、、こっちのお化けはロボットね、、、、」、、と小さな声で亜土夢に言った
「ちっとも、怖がっていないじゃないか」
「亜土夢は、、怖がっている女の子が好きなんでしょう、、、」
「違います、、そのままの凜が好きなんだよ、、あっ、、、言っちゃった、、」
「、、凜も、、、亜土夢の全てがが大好きだよ、、」、凜は満面の笑みで言った、、
その後も、宮崎さんは、、、悲鳴をあげていた、、出口に近ずく頃には、、疲れた顔をしていた、、、、
「もう、、春斗がこんな所に入ろうと言うから、、疲れたわ、、」
「でも、、大きな声をあげたから、結構発散されただろう、、、」
「、、、、そうだけど、、」
「それに、怖がっている由紀は、かわいかったよ、、、」
「えっ、、、はずかしい、、、春斗、高橋君がいるのよ、、、」
凜は、宮崎さんの仕草を見て、勉強とばかりにうなずいて見ていた、、
その後、、、凜は少し楽しめたのか、ずっとニコニコと笑っていた、、それを見た亜土夢は、「凜ちゃん楽しかったの、、、」
「うん、、宮崎さんを見ていたら、社会科の勉強になったよ、、女の子は怖がった方がかわいいって、、亜土夢、次は本気で怖がるからね、、」
「えっ、、、凜はそのままでも、全然かわいいけど、、」、、亜土夢はそう思った、、、
少し、薄暗くなった頃、、4人は大きな観覧車に乗ることにした、、、、
亜土夢と凜、、木下と宮崎さん、、、ふたてに別れて、観覧車に乗り込んだ、、
少しずつ、観覧車は、高くなり、、「わあ~、、亜土夢、、きれいだね、、ライトアップされた光が、キラキラしているよ、、」
「そうだね、、、きれいだね、、」
「凜は、亜土夢と知り合って良かったよ、、亜土夢は全然優しいもの、、凜は幸せだよ」
「、、、俺もかも、、、もう、このままの凜で良いよ、、、アンドロイドでも人間でも関係ないよ、、」
「やだ、、、凜は葵のお姉ちゃんに頼んで絶対、、普通の女の子になって、、亜土夢とちゃんと結婚して、、亜土夢の子どもを生みたいの、、、」
「、、、まあ、、そうなったら良いね」
亜土夢は照れくさそうに話した、、
観覧車が下に着く頃には、夜のパレードが始まっていた、、、
凜は、、動物達のパレードを嬉しそうに見ていた、、、「亜土夢、、あれ、ネコちゃんだよ、、大きいね、、、」、、「うん、、ロボットだから、、、」
「あの、プリンセスもかわいいね、、ドレスもキレイだし、、、」、、凜は嬉しそうに話した、、、
「うん、、、でも、、凜ちゃんが一番かわいいよ、、、」、、亜土夢も周りの盛り上がった雰囲気で、思いを素直に言った
「嬉しい、、、凜は幸せだよ、、」、、凜はじっと亜土夢見つめた、、「ええと、凜ちゃん、、顔が近いよ、、」
凛と亜土夢は、、テーマパークを楽しんだ
少し、遅い時間に、亜土夢と凜は、、木下と宮崎さんと別れて、、テーマパークから家路に向かった、、、別れ際に宮崎さんが凜に、、「凜ちゃん、、また、どこかに行こうね、、あっ、、メール交換しない、、」
凜もニコッと笑って、、、「うん、、良いよ、、宮崎さん、、」
「凜ちゃん、、私も由紀で良いからね」
「うん、、由紀さん、よろしくね、、」
「ああ~、私もこんなかわいい、妹が欲しかったな、、」、、と、ずっと由紀は言ってたいた、、
2人が見えなくなると、亜土夢が、、「木下の誘いに、ついて行って良かったよ、、凜も楽しめたみたいだから、、」
「うん、、凜は楽しかったよ、、だって、ずっと亜土夢と一緒だったから、、」
「また、、一緒に来ようね、、」
「うん、、」、、凜はずっとニコニコと笑っていた、、、
葵のお姉ちゃんからの連絡、、、
亜土夢と凜は、動くロードエスカレーター、、を使って、自宅マンションの近くまで来た、、、
「亜土夢、、今日は楽しかったね、、」
「そうだね、、今日は遅くなったから、、凜ちゃん、、晩ごはんどうしようか、、」
「亜土夢も疲れたでしょう、、凜が簡単な物を作るよ、、、」、、と、ニコニコしながら得意気に言うと、、、亜土夢が「えっ、、、凜ちゃん、、無理しないで良いよ、、、」
「あ~、、、亜土夢、、凜の事、信用していないな、、、」、、凜は、不満そうにしていた、、、
「、、、本当に大丈夫かな、、」
「亜土夢、、簡単なインスタントラーメンだから、凜でも出来るよ」
「インスタントラーメンか、、じゃあ大丈夫かな、、、」
そうしているうちに、マンション内の自宅に着いた、、、
凜はさっとお風呂に入ると、、亜土夢がお風呂から出てくるのを待って、インスタントラーメンを作り始めた、、、
「ええと、これは、味噌ラーメンだから、少しお野菜を入れて、、、」、、凜は珍しくテキパキと、料理、?、、を作った
キッチンテーブルには野菜の入った味噌ラーメンが2つ並んだ、、、
亜土夢は少し驚き、、「凜ちゃん、、ずいぶん、出来るようになったんだね」
「亜土夢、、凜はこれでも、亜土夢の奥さんだよ、、このぐらい出来ないと亜土夢の奥さん、失格だよ、、」
「そうなの、、、」、、亜土夢は1口食べると、、、「あっ、、、薄くも濃くもない、、ちょうど良い感じだ、、凜ちゃん、成長したね、、、」、、亜土夢はニコニコと笑って言った、、、
すると、凜が、、「亜土夢、、ごめんなさい、、凜はね、、亜土夢がせっかく作ってくれたお弁当があったのに、、1回、1人でラーメンを作って食べたの、、ごめんなさい、、、」
亜土夢はニコニコと笑って、、「良いんだよ、、凜はインスタントラーメンが食べたかったんだろう、、、」
「えっ、、、怒っていないの、、」
「以前の様に、ガスじゃ無いし、自動停止装置も付いているから、インスタントラーメンぐらい大丈夫だよ、、」
「じゃあ、、また、お昼に作って食べても良いの、、、」
「良いよ、、、凜が食べたいなら」
「うん、、今度からは食べたよって、いうからね、、、」
ラーメンを食べ終わると、、2人はリビングで少しテレビを見ながらゆっくりしていた、、、すると、亜土夢のスマホにメールが
「あっ、、葵さんからだ、、、」
「えっ、、、葵のお姉ちゃんからなの、、何かあったの、、、」
「明日、、また、10時頃に迎えの車が行くのでよろしくだって、、ええと、大事な話があるって、、」
「えっ、、、もしかしたら、、凜が人間になれる装置が完成したのかな、、そうなら、、亜土夢、正式に結婚出来るよ、、」
「ええと、凜ちゃん、、そんな事はメールで来ていないし、、今のままでも結婚してるみたいじゃないの、、」、、亜土夢は苦笑いで言った、、、
「亜土夢は、、木下さんや宮崎さんに、奥さんですと言わなかったよ」、、凜は不思議そうに聞いた、、、
亜土夢は、凜がその事をまだ気にしてるのかと思い、、話を反らした、、、「ええと、、亜土夢は、凜ちゃんの事本当の奥さんと思っているよ、、、それより葵さん、、大事な話って何だろう、、」
「亜土夢、、凜は、本当に亜土夢の奥さんだよね、、、」
「うん、、そうだよ、、葵さん、どんな話なのかな、、、」
「うん、、凜も気になるよ、、」
2人は気になっていたが、、、、、その日はもう遅いので寝る事にした、、、
ポンコツAIアンドロイドとワンルームライフ 川崎ヒロト @hajimehiroto
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