第3話ポンコツAIアンドロイドとワンルームライフ
ポンコツAIアンドロイドとワンルームライフ3、、、凜の花嫁修業、、
次の日の朝、、、
亜土夢が起きると、、、
凜が何かをやっていた、、、
「ええと、、凜ちゃん、この、惨事は何かな、、、」
そこには、壊れた、炊飯器と、焦げた電気ポットが見えた、、、
凜は、、亜土夢に、、
「ええと、、まず、ご飯とか炊いてみたら、、炊飯器がショートして、、、壊れました、、、あと、お湯を沸かそうとしたら、、この、ポットが燃えました、、、なぜ、」、凜は不思議そうに壊れた炊飯器と焦げたポットを見ていた、、、
亜土夢は、、壊れた、炊飯器を見て、、、
「ええと、、、凜ちゃん、、このコンセント濡れているんだけど、、、」
「うん、、汚いから、お水で洗ったの、、」
「ええと、、、コンセントは電気に差し込むから洗ったら、いけないんだよ、、」
凜はニコッと笑って、、、
「亜土夢、、凜は、朝早くから、、花嫁修業を頑張ったんだよ、、、」
「ええと花嫁修業、、なに、、、どっから、そんな事覚えたのかな、、、、」
「ええとね、、、ドラマで見たんだよ、怖いおばさんがいじめるの、、あんたは使えない嫁だって、、女の子は、頑張って色々やるんだよ、、料理に家事、、それを見て凜も頑張らないと、怖いおばさんに怒られるのよ」
「ええと、、凜ちゃん、どこに、怖いおばさんがいるの、、」
「ドラマの中だよ、、凜も頑張らないと、、亜土夢の奥さんになれないんだよ」
「、、、そうですか、、、」
「、、ええと、、凜ちゃん、、この焦げたポットは何かな、、」
「うん、、亜土夢に、美味しいお茶を入れようと思って、お湯を沸かそうとしたのに燃えたのよ、、、」
「ええと、、これは、電源を差し込むだけのポットだよね、、なぜ、、ガスコンロの上に乗っているのかな、、」
「え~、、亜土夢、知らないの、、お湯は火で沸かすんだよ、、常識だよ、、、」
「普通はね、、、これは、電動ポットだよ、、電気でお湯を沸かすんだよ、、、」
「えっ、、それは、、初耳だよ、、、凜にも知らない事が、あるのか、、、まあ、、初めてだし、許してあげるわ、、」、、凜は不思議そうにポットを見ていた
亜土夢は、、頭をかかえた、、、
「当分、、家事、料理は、俺がやろう、、、凜には、、ゆっくり教えた方が良いな、、」
凜は、ニコッと笑っていた、、
「かわいいから、、、いいか、、、、、待てよ、、まずい、、、俺は、、凜に甘すぎないか、、、」
凜はまた、ニコッと笑っていた、、、
「ああ~、、かわいい、、、、ダメだ、、、ちゃんとしないと、、俺は、、」
亜土夢は、心配になって呟いた、、、
「俺が、会社に行ってる間に、、何かしなければ良いけど、、」
凜はニコッと笑って、、、不思議そうに、亜土夢を見ていた
「あっ、、、亜土夢、今、凜が、余計な事をしなければ良いけど、と、思ったでしょう」
「えっ、、違うよ、、、」
「大丈夫だよ、、、凜は賢いから、学習するんだよ、同じ過ちは2度としないんだよ」
「、、、、、そうなの、、、でも、凜に何かあったら、、心配だ、、、」
「え~、、亜土夢、、そんなに凜の事、好きなの、、、じゃあ、凜は良い子で、なにもしないで、亜土夢が帰って来るまで待つよ」
「そうして、下さい、、」
亜土夢は、壊れた物を片づけると、、朝食の用意をした、、、
「朝は、これでいいや、、」
キッチンカウンターには、、牛乳と、パン、、サラダに、玉子焼きがあった、、
「ええと、、、凜のお昼は、炊飯器が壊れたから、、今日は冷凍食品で済ましてもらおう、、、温め方だけ、凜にしっかり教えないと電子レンジまで壊されるからな、、」
亜土夢は、凜に、電子レンジの使い方を優しく教えた、、、
「ふんふん、、、わかったよ、、そうやって使うのね、、、たぶん、大丈夫です、、」
凜は、、花嫁修業と真剣に聞いていた、、
亜土夢は、思った、、
「炊飯器と、ポットは、置き配で、頼んでおくか、、凜が対応すると、まずいからな」
2人は、仲良く朝食を食べた、、、、
朝食を終え、、、亜土夢は着替えると、会社に行く用意をした、、、
凜は、、亜土夢をじっと見ていた、、、
準備が済むと、亜土夢は玄関に向かった、、後から凜も付いて来た、、、
「じゃあ、、凜、、仕事に行って来るね」
「、、あなた、、お仕事、頑張ってね、、」
「えっ、、どこでその、セリフ、覚えるの」
「ええと、、ドラマだよ、、旦那様がお仕事に行く時、、奥さんが言うセリフだよ」
「、、、、そうなの、、、まあいい、、凜、おとなしく、待っていてね」
「うん、、、早く帰って来てね、、あなた」
凜は、少し寂しそうな顔をした、、、
亜土夢は、思った、、、
「かわいい、、、あ~、、心配だ、、今日も休みたい、、でも、、これからは凜の為に働かないと、、、お金がかかるから」
「あれ、、AIアンドロイドに普通は働いてもらって、所有者が遊んで暮らすんじゃないのか、、まあいい、、かわいい、凜の為だ」
変な納得をした、、亜土夢であった、、、
亜土夢の会社で起きた異変
午前中、、亜土夢は、一生懸命、仕事をこなしていた、、、、
「よし、、、順調だぞ、、新しいゲームのソフト開発も、上手くいったし、、」
亜土夢の部署は、、50人ぐらいの人が働いている、、、その中には、5人程、、AIアンドロイドがいた、、、女性が4人、男性が、1人、、、
仕事は正確だ、、、やっぱり、人間とは違う、、お昼も、、1本のエナジードリンクを飲んでいるだけ、、誰も、凜みたいに、、ご飯とか食べるAIアンドロイドは、いないみたいだ、、、それに、会話も面白くない
亜土夢は、、AIアンドロイド達を、観察する様に、じっと見ていた、、、
「顔も、無表情だし、、言葉は丁寧で、面白味がない、、、やっぱり、凜とは、全然違うぞ、、、冗談ぐらい言えば良いのに」
亜土夢は、、午前中の仕事をこなすと、、、
社食を食べていた、、、
食事が終わると、、これからの事を色々と考えていた、、、
「これからは、、凜の分もかかるから、お弁当にするかな、、、まあ、高級なエナジードリンクよりは、俺と同じ物を食べてくれた方が、安くあがるか、、」
「まあ、、食費以外はかかりそうだけど、、
凜が、ちゃんと、働ける様になるまでは、頑張るぞ、、、でも、凜は家にずっといて欲しい」
亜土夢は少し不安に、なった、、、
「ずっと、、、先の話かも、、でも無理だな、心配で仕事なんかやらせないと思う、、俺、、このまま凛と結婚するの、、AIアンドロイドと結婚出来るの、、、凜はかわいいけど、、、子供のいない夫婦もいるから、、良いのか、」
お昼休みを終えて、亜土夢が職場に戻ると、、職場は騒然としていた、、、
亜土夢は同期の木下に聞いた、、
「おい、、、木下、どうしたんだ騒いで」
「あっ、高橋、、あの、AIアンドロイドの林さんを見ろよ、、さっきから全然動かないんだ、、、」
職場の中央で、、男性のAIアンドロイドの林さんが、動かずに立っていた、、、
「課長は、どうしたんだ、、、、」
「今、、国のAIアンドロイド管理局と、所有者の林さんに連絡しているんだよ」
「何で、動かないんだ、、、」
「お前、、知らないのか、、今朝もニュースで言ってたぞ、、」
「知らないぞ、、、」
亜土夢は思った、、、
「今日は、朝から、、凜の惨事で、テレビは見ていなし、、昨日も一昨日も、朝から凜がゲームをしていたし、、」
「一昨日から、深夜ドラマも録画して見る様になったから、、リビングのテレビは凜が、ほとんど使っているし、、ニュースなんか、見てる暇はないよ、、、」
木下は、、呆れて、、、
「高橋、、俺達は、、最新ゲームを作っているんだ、、ニュース見ないと、、最新トレンドについていけないぞ、、」
「だから、、何のニュースだよ、、」
「AIアンドロイドの新しい、ウイルスが流行っているらしいぞ、、、いわゆる、、コンピューターウイルスだよ、、、全ての機能が停止するらしい、、、完全復帰は難しいらしいぞ、、」
「国の機関でも、治せないのか、、」
木下は、険しい顔で、、、
「まだ、修復方法が見つからないらしいぞ、林さんも、、大変だよな、、1億払って購入した、AIアンドロイドがあれじゃあ、、、老後はどうするんだ、、また、自分で働かないといけなくなるぞ、、、」
連絡がついたのか、、AIアンドロイドの所有者の林さんが会社に来た、、、
「おお、、林さんだ、、老けたな、、もう、10年も、会ってないから、、また、復帰するのか、、、」
「10年たったんだ、、仕事はもう、無理だろう、、、」
林は、、所有する、AIアンドロイドを見て、愕然とした、、、
「何でだ、、、、、何で俺の所有のAIアンドロイドがこんな目に、、、1億もかけて購入したんだぞ、、、」
課長は、、林さんを慰めていた、、、
国の機関で、現れた女の人、、、
しばらく、すると、国の機関、AIアンドロイド管理局の偉い人達が、、十数名、職場に来て、仕事どころじゃなくなった
その中に、、見た事がある、女の人がいた
「あっ、、、昨日の、、AIアンドロイド管理局の佐々木さんだ、、、やっぱり、偉い人なんだ、、、、」
AIアンドロイド管理局の人達は、、AIアンドロイドの林さんを、隔離した、、何やら透明の箱の様な物に、入れると、、ロボットタイプの大型アンドロイドが、透明な箱をどこかに運び出した、、、
そして、、この会社で、働いている、50人の、、、AIアンドロイドを集めて、、検査を始めた
物々しい、、機械類を出して、細かく検査を始めた、、、、
検査は4時間も、時間をかけて、丁寧にやっていた、、、
課長や、他の責任者は、心配そうに見ていた、、、
「ただでさえ、、人手が足らないんだ、、、勘弁してくれ、、、」
「今日は、、仕事にならないぞ、、、」
検査が終わり、、、、AIアンドロイドの林さんだけが、ウイルスにかかっていたみたいだ
国の機関、AIアンドロイド管理局の人達は、片付け作業を始めた、、
課長は、嘆いた、、、
「あ~あ、、、今日は仕事にならなかった、1人、、人員も減ったし、、新しいゲーム開発は間に合うのか、、、残業させると、上がうるさいし、、、」
国の機関AIアンドロイド管理局の人達が、帰ろうとした時、、佐々木さんが、亜土夢に気がついた、、、
「あ~、、、高橋さん、、あなたこの会社に努めているの、、、」
亜土夢は、ニコッと笑って、、、答えた
「はい、、、」
佐々木さんは、困った顔で、、、
「高橋さん、、、凜ちゃんは元気なの、、、あなた、、このウイルスの事、知っているの、、流行っているのよ、、はあ~、、、、心配だわ、、凜ちゃんが、ウイルスに感染しないか、、、」
亜土夢は、困惑して、佐々木さんに聞いた
「そんなに、流行っているのですか、、」
「あたりまえよ、、もう、50体ぐらい、、再起不能で、廃棄されているわよ、、あなた、、わかるの、、人間で言うと、死んだ事になるのよ、、、」
亜土夢は、ピンときていなかった、、、
「そうなんですね、、、」
佐々木さんは、、心配そうに、、、
「あのね、、他人事じゃないのよ、、、凜ちゃんがかかったらどうするの、、、大切な人がいなくなるのよ、、凜ちゃんは人間の様に見えるけど、AI、アンドロイドなのよ」
亜土夢は、はっとした、、、
「そうだ、、すっかり、忘れていた、、最近人間と思って接していたから、、AIアンドロイドと言う事を、忘れていたよ」
佐々木さんは、、、思いついた様に、、、
「高橋さん、、あなた、今週土曜日お休みなの、、、」
「ええ、、土日は休みです」
佐々木さんは、ニコッと笑って、、、
「じゃあ、良かった、、今度の土曜日、お昼過ぎで良いから、AIアンドロイド管理局に来てくれない、、凜ちゃんのウイルス検査と、、、あと、身体検査を少ししたいから、、、早めに、把握したいのよ、、、国の機密情報として、、」
「ええと、、、わかりました、、」
佐々木さん達、AIアンドロイド管理局の人達が帰ると、、今日は仕事にならないため、、
亜土夢達は、帰宅となった、、、
心配な、凜の体調、、、、
亜土夢は思った、、、
「良かった、、午前中に、凜が壊した、炊飯器と、ポット頼んでおいて、、、たぶんもうマンションの、置き配ボックスに入っているはずだ、、、」
亜土夢は、、帰りに、マンション近くのスーパーで、少し買い物をして、家に帰る事にした、、、
「今日の夜は、、カレーライスだな、、凜は辛いのがダメだか、わからないから、甘口にしたけど、、、」
亜土夢は、思い出したように、、、
「佐々木さんが、土曜日に凜を検査すると、言ったけど、、心配だな、、ウイルスにかからない様に、、土曜日まで、、凜には外出はやめさせよう、、、お使いは無理だな」
亜土夢は、、置き配ボックスから炊飯器とポットを出すと、、マンション内の自宅に向かった、、、自宅のドアを開けると、、また凜が立っていた、、、
「あなた、、お帰りなさい、、お仕事疲れたでしょう、、」
「ええと、、凜ちゃん、また花嫁修行の延長なの、、言葉が堅苦しいよ、、普通にして」
凜はニコッと笑って、、、
「じゃあ、、亜土夢、お帰り、、凜は待ちくたびれたよ、、、遅いよ、、」
「うん、、それの方が良いよ、、」
亜土夢は、荷物を置くと、、凜がまた、、、
「あなた、、、お風呂にする、、お食事にしますか、、、」
「ええと、、凜ちゃん、また花嫁修業の続きなの、、、」
「うん、、テレビドラマでやってたよ、、、新婚さんは、奥さんがそう言うんだよ、、」
「、、、ええと、、それに、料理を作るの、、俺でしょう、、」
「うん、、言ってみたかっただけだよ、、、凜はもう、お風呂に入ったし、、」
「そう、、じゃあ、俺も、お風呂に入って、夕ごはんを作るか、、」
亜土夢は、炊飯器と、ポットをセットして、、ご飯を炊いた、、
亜土夢はお風呂から出ると、カレーライスを作った、、凜は、興味津々で見ていた、、、
「亜土夢、、これって、食べ物なの、変な色だよ、、、でも、、良い匂いだね、、」
「凜ちゃん、、これはカレーライスと言うんだよ、、、美味しいよ、、」
凜は、待ちきれない様子だった、、、
しばらくして、キッチンカウンターには、カレーライスと、サラダが出てきた、、、
「はい、、凜ちゃん、もう食べて良いよ」
「はあーい、、、、」
凜はニコッと笑って、、カレーライスを食べ始めた、、、
「あっ、、美味しいよ、、亜土夢、、料理上手なのね、、、天才だよ、、」
亜土夢は、苦笑いをして、、
「、、、カレーライスは、ルーを入れるだけだから、誰が作っても同じだよ」
「凜も、料理、勉強して、カレーライスを作れる様にならないと、、奥さんとして失格だよ、、、」
「すぐに、作れる様になるよ、、」
亜土夢は後片づけをすると、、リビングでテレビを見ていた、凜の元に行くと、、、
「凜ちゃん、、体、おかしい所、無いのかな、」
「え~、、どうしたの、亜土夢、、凜は元気だよ、、、何かあったの、、」、、凜は不思議そうに亜土夢を見つめた
すると、亜土夢は、心配そうに、話し始めた、、、
「AIアンドロイドがかかる、ウイルスが流行してるらしいんだ、、今日、俺の会社でも、1人かかって隔離されたよ、、」
「そうなんだ、、亜土夢、、、ところでウイルスって、、、何、、、」
「えっ、、知らないの、、コンピューターウイルスみたいで、、AI機能を蝕んで、破壊するからAIアンドロイドは最後は、機能停止するんだよ、人間で言うと、死んだ状態になるんだ、、、」
凜は、驚き、、、
「大変じゃん、、、、かわいそうに、、」
「あのね、、凜ちゃん、他人事じゃないんだよ、、凜ちゃん 、AIアンドロイドでしょう、ウイルスにかかったら大変なんだよ」
「あっ、、、そうだった、忘れるところだよ、、凜は人間だと思っていたよ、、」
、、、凜は、笑いながら言った
亜土夢はまた、思い出す様に、、、
「そうなの、、、、、凜らしいよ、、、あっ、、、凜ちゃん、この間行った、AIアンドロイド管理局のお姉さん、佐々木さんは知っているよね、、」
「うん、、優しい、きれいな、メガネをかけたお姉さんの事だよね、、知ってるよ、、」
凜はニコッと笑っていた、、、
「亜土夢、、、佐々木のお姉さんがどうしたの、、、」
「凜ちゃんの事心配して、、今週土曜日にウイルス検査と、凜ちゃんの事色々と調べて把握したいみたいだよ、、、」
「別に良いけど、、、あの、お姉さん好きだから、、、」
「あと、、凜ちゃん、、土曜日まで、家から出ないでね、、ウイルスにかかったら困るからね、、わかった、、」
「りょ、、、、だよ、、」
「なにそれ、、メールの返事みたいだね、」
そして、、土曜日、、、お昼過ぎ、、
国の機関、、AIアンドロイド管理局、、、
亜土夢と凜は、入り口に立っていた、、、
「神様、お願いします、、どうか、凜がウイルスにかかっていない様に、、」
「亜土夢、、、凜は、どこも具合悪くないよ、、、大丈夫だよ、、、」
「会社の、AIアンドロイドの林さんは、、急に動かなくなったんだよ、、急にだよ、、」
管理局に入ると、、そこにはもう、佐々木さんと、女の人5人が待っていた、、、
「あっ、、、佐々木さん、、今日はよろしくお願いいたします、、、」
「佐々木のお姉さん、よろしくね、、」
佐々木さんは、凛と亜土夢に向かって、ニコッと笑った、、、
「いらっしゃい、、高橋さん、、凜ちゃん、、今日はAIアンドロイド管理局は休みよ、、上に許可は、取ってあるわ、、さあ、奥の研究室に行くわよ、、」
「えっ、、、研究室、、凜は、何かされるのですか、、、」
佐々木さんは、、ニコッと笑って
「大丈夫よ、、機械で内部を検査するだけだから、、、高橋さん心配なの、、」
「ええ、、少し、、」
「凜は、、心配しないよ、、」
佐々木さんは、凛と亜土夢の顔を見つめて
「私は、、凜ちゃんと関係があるのよ、、悪いようにはしないわよ、、、」
「え~、、、どんな、関係なの、、亜土夢知っているの」
「いや、、知らない、、」
凜は不思議そうに、聞いていた、、
「気にしないでいいわ、、この研究所は、女性しかいないから、、安心して、、、凜ちゃんの裸は、誰にも見せないわよ」
「え~、、裸ですか、、、、、凜の、、」
「え~、、亜土夢、、想像したでしょう、、凜の裸、、、いやらしいぞ、、」
「、、、、、しないよ、、、」
佐々木のお姉さんは、笑って、、、
「ウソよ、、洋服を着たままでも、検査出来るわよ、、今の科学の力は凄いのよ」
「えっ、、、佐々木さんも、冗談を言うのですね、、、」
「嬉しいからよ、、、貴方と、凜を見ていると、、羨ましくなるのよ、、、愛ちゃんと愛美ちゃん、を、思い出すから、、、」
「えっ、、、誰、ですか、、、その、愛ちゃんと愛美ちゃんは、、、」
佐々木のお姉さんは、、、、
「私の、従姉妹よ、、、、従姉妹の名前よ、、、優秀な科学者である私の叔父さんが作った、AIアンドロイドが、凜ちゃんなのよ、、、双子の、愛ちゃんと愛美ちゃんをモデルにして、作ったの、、、、わかるでしょう、、、」
「えっ、、、、そうなんですか、、、」
「そうよ、、、この顔、、愛ちゃんと愛美ちゃんにそっくりなのよ、、、涙が出たわ」
「、、、、そうなんですね、、、」
「え~、、凜は、、愛ちゃんなの、、愛実ちゃんなの、、、わからないよ、、、」
、、、、、凜は、困惑した、、、
「ところで、、その、愛ちゃんと愛美ちゃんは、どこにいるのですか、、」
佐々木のお姉さんは、悲しい顔で、、、
「死んで、しまったわ、、、、小学校6年の時、、、、流行り病でね、2人共、、、叔父さん、、凄くショックだったみたいよ、、」
「えっ、、そうなんですね、、、」
佐々木さんは、ニコッと笑って、、
「さあ、、思い出話はおわりよ、、凜ちゃんが、ウイルスにかかって無いか、調べるわよ」
「よろしく、お願いいたします」
凛と、佐々木さん達は、研究所に入って行った、、、
「さあ、、凜ちゃん、、この検査ボックスに横になって、、、」
「うん、、佐々木のお姉さん、、よろしくね、、、」
「本当に、、小学生の頃の、愛ちゃんと愛美ちゃんとそっくりね、、」
「凜は、小学生じゃないよ、、大人の女の子なんだよ、、亜土夢の奥さんなんだよ」
佐々木さんは、、びっくりして、、
「凜ちゃん、、高橋さんと、結婚するの」
凜はニコッと笑って、、、
「そうだよ、、、結婚するんだよ」
「、、、良かったね、、、彼、、変わっているのね、、、まあ、、好きならいいか、、、凜ちゃん、、お幸せにね、、、、」
凜が、検査ボックスに入ると、検査が始まった、、、
色々と、凜の体を、調べた、、、
すると、、研究員達は驚いた、、、
「佐々木、所長、、これは、、何、、」
「まるで、、人間その者じゃない、、」
「精巧に作られた、臓器、、細胞、、血管、、流れているのは血液みたいだわ」
「この子、、本当にAIアンドロイドなんですか、、信じられない」
佐々木さんも、驚き、、、
「叔父さん、、、とんでもない者を作ったのね、、、本当に、愛ちゃんと愛美ちゃんを好きだったのね、、、完全再現させるために、、こんな人を、、、AIアンドロイドを作るなんて、、、」
佐々木さんの、目から涙がこぼれた、、、
しばらく検査は続き、、、、
凜の体からは、、ウイルスは発見されなかった、、、
3時間後、、、
凜達が、研究室から出てくると、、亜土夢はあわてて近より、、、
「佐々木さん、、、凜は、、大丈夫ですか、、ウイルスは、、、どうでした」
「高橋さん、、、凜ちゃんは、ウイルスにはかかっていないわよ、、、健康そのものよ」
亜土夢は、ほっとした、、
「良かった、、、」
「亜土夢、、そんなに凜の事、、心配だったの、、、まあ、かわいい奥さんだからしょうがないか、、、」
「あっ、、、また、人前で言ったよ、、」
佐々木さんは、ニコッと笑って、、
「あら、、高橋さん、、凜ちゃんと結婚したんでしょう、、聞いたわよ」
「えっ、、、凜は、、もう言ったのか、、、あの~、、まだです、、と言うか、俺は凛と結婚する運命なのか、、、」
「高橋さん、、、凜ちゃんと末長く、、、、お幸せにね、、、」
「えっ、、、あ、、、はい、、」
「佐々木のお姉さん、、はい、、なのだ、」
凜のわからない、部分、、、
「ところで、、高橋さん、、、まだ凜ちゃんには、解明されていない、部分があるのよ、、これからも、ずっと、、経過観察を続けるわよ、、国の、重要事項だからね」
亜土夢は驚いて、、、
「えっ、、、佐々木さんでも、わからないところがあるんですか、、、」
「ええ、、最新の検査機械でも、見れない部分があるのよ、、」
「そうですか、、、」
「、、、凜ちゃんは、ほとんど作りは人間その者よ、、体の中は全て人間と同じ様に出来ているわ、、、内蔵だって、筋肉も、血管も、、血液みたいな物も流れているわよ、、たぶん、女性としての、機能も備えていると思うわ、、、その内、色々と人間に、近い症状が起こるわよ、、注意してね、、」
亜土夢は、、予想していたが、、あまりの精巧さに、、驚いた
「そうなんですね、、、はっきりしたぞ、、凛とどうやって接するか、、」
佐々木さんは、困った顔で、、、
「ただ、、頭と下半身は見れないのよ、、叔父さん、、凄い事をやってくれたわ、、、解明するのに、時間がかかるわよ、、凜ちゃんの体に傷を付けたくないから、、研究して、新しい検査システムを開発しないと、、」
周りの研究員達も、うなずいた、、、
「凄いな、、、凜は、、やっぱり人間と同じなんだ、、、本当は人間じゃないの、、」
「後、、、凜ちゃんには、凄い防衛つまり、凄い免疫機能があるわ、、たぶん、ウイルスは拒絶するので、、大丈夫よ、、」
「はい、、、安心しました、、、」
凜は、ニコッと笑って、嬉しそうに、、、
「凜も、、なんか知らないけれど、、安心だよ、、ねっ、、亜土夢、、これで本当に、、亜土夢の奥さんになれるよ、、」
「ああ、、そうだね、、」
「あっ、、、亜土夢が、初めて認めてくれたよ、、、これで、、正式に決定だよ、、」
佐々木さんは、、、
「凜ちゃん、高橋さん、、、あっ、亜土夢さんで良いわね、、私も、佐々木じゃなくて、葵(あおい)で良いわよ、、今後ともよろしくね、、、、」
「はい、佐々木、、いや、葵さん、、よろしくお願いいたします、、、」
「葵のお姉ちゃん、、よろしくね、」
「まあ、、凜ちゃん、、昔、、愛ちゃんと愛美ちゃんも、そう呼んでいたわ、、懐かしいわ、、、」
葵は、、ずっとニコッと笑っていた、
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