第2話ポンコツAIアンドロイドとワンルームライフ

ポンコツAIアンドロイドとワンルームライフ2、、凜の登録、、、







月曜日の朝、、、



亜土夢は、朝早くから、、忙しく、そわそわしていた、、、


凜は、、そんな亜土夢を他所に、、、リビングで、テレビを見ていた、、、


亜土夢は凜に、、


「凜ちゃん、、ちゃんとお留守番出来るよね、、、エナジードリンクは冷蔵庫にあるし、、勝手に出かけたり、、あと、、何か勝手に食べたりしないでね、、あと、、誰が来ても、、返事しないで良いからね」、、亜土夢は心配そうに凜に言った


「うん、、、、うん、、、」


「ちゃんと、、理解してるよね、、」


「亜土夢って、、お母さんみたいだね、、、凜は、、賢いから、1回でわかるよ、、」


「本当かな、、、あ~、、心配だ、、、、、今日、、休むか、、、ダメだ、、お金を稼がないと、、凜は当分、ダメだし、、、」

亜土夢は、、リビングをウロウロしていた


凜はニコッと笑って、、、


「亜土夢、、会社に遅れるよ、、、」


「あっ、そうだ、、凜、、大丈夫か、、もう行くぞ、、、」、、そう言うと玄関に急いで行った、、


凜は、亜土夢の後ろから声をかけた、、

「お仕事、がんばってね、、、亜土夢、、」



亜土夢は、、少し嬉しそうに、、、


「誰かに、見送られるのは、、お母さん以来だな、、、なんか、、良いな、、」



亜土夢は少し、心配そうに、、会社に向かった、、、


亜土夢は、午前中の仕事をこなすと、、、、

鈴木先輩の仕事場に向かった、、、


「まあ、、凜は、ちょっと変わっているけど、、リセットはしたくない、、あの性格変わるのはイヤだ、、」



亜土夢は鈴木先輩の仕事場に向かいながら、通りすがりのAIアンドロイド達を見ていた


「うちの会社も、、1割ぐらいはAIアンドロイドが働いているけど、、みんな人間味が無いし、、、正確にそつなく仕事はこなすけど、、面白味が無いからな、、あたりまえだ、、AIアンドロイドだからな、、」



亜土夢は、かわいい凜の仕草や、、、言葉使いを思い出して、、


「本当に、、凜は人間みたいだ、、、だけど、、子供のように教育をしない、放任主義の、先輩の扱いが気に入らない、、お金はいい、文句だけは言わせてもらうぞ」



亜土夢は、、鈴木先輩の仕事場を覗いたが、、先輩の姿が見えなかった、、



すると、、先輩と同期の、山田さんが、、


「おい、、高橋、、何か用か、、、」


「あっ、山田さん、、、あの~、鈴木さんは休みですか、、、」



すると、、山田は意味有りそうに、、笑って言った、、、


「あいつ、、先週の金曜日に退職したよ」


「え~、、辞めた、、、どうして」


「あいつ、、AIアンドロイドを購入しただろう、、そのAIアンドロイドを誰かに売ったらしいぞ、、そのお金を元に、個人で新しく会社をやるらしいぞ、、、」



亜土夢は、不思議そうに、、


「、、先輩、、そんな事、、一言も言っていなかったけど、、」



山田は、、ニヤニヤと笑って、、、


「ここだけの話だけど、、どうもその、AIアンドロイド、正規のやつじゃ無いみたいだよ、、」


「えっ、、正規のやつじゃ無い、、どう言う事ですか、、」


「ネットで安く仕入れたみたいだよ、、1000万で、、、それを、誰かに、3000万で売ったらしいぞ、、酷いやつだろう、、」



亜土夢は、愕然として、呟いた、、、


「俺の、、3000万、、、、、」


「まあ、、売った相手が、、ポンコツAIアンドロイドとわかって、訴える前に、逃げたのかもな」



亜土夢は、、カチンときて、、、、小さな声で呟いた、、、


「凜は、、ポンコツじゃないぞ、、」



山田は、、不思議そうに、、亜土夢の顔を見ると、、、


「高橋、それってまさか、お前じゃないよな、、、」


「ちがいますよ、、、」、、、亜土夢はまずいと思い、平静を装った、、、


「高橋、、お前も、あいつと関わらない方がいいぞ、、」



亜土夢は、無理して笑って、、、


「ええ、、、、そうします、、、」



亜土夢は、、ショックを受けたが、、凜は、、ちゃんとしたAIアンドロイドだと自分に言い聞かせた、、、



その日の夕方、、亜土夢は重い足取りで、、、自宅に向かった、、、


「明日は、有給を取ったから、、国のAIアンドロイド管理事務所に登録に行くけど、、気が重いな、、、、凜は、ちゃんと登録できるのかな、、その後で、、凜の洋服とか買おうと思っていたのに、、、」


亜土夢は、頭を抱えて、、嫌な事を想像した


「まさか、、正規のやつじゃ無いと、登録出来ないのかな、、まさか、、没収されて、、処分されないよね、、ああ、、心配だ」



亜土夢は、、思い出すように、、、


「あっ、、先輩が持ってきた、説明書に登録書があるかもしれない、、そうだ、、AIアンドロイドも同席だから、、凜は、覚えているかも、、帰ったら凜に聞こう、、」







凜の出生の謎、、、






亜土夢のマンションの自宅、、、



亜土夢が玄関のドアを開けると、凜が立っていた、、、


「亜土夢、、お帰り、、、凜は、待ちくたびれたよ、、、」


「あっ、、、だたいま、、、凜ちゃん、、お留守番ご苦労様、、、、」



凜はニコッと笑って、、、


「ちゃんと、、言い付け守ったよ、、、、、変な顔の、おじさんが、インターホン鳴らしたけど、、出なかったし、、、」


「そうなの、、、」



凜はまた、、ニコッと笑って、、


「亜土夢、、凜は、もう、お風呂に入ったから、、亜土夢も入れば、、」


「ああ、、そうする、、精神的に疲れたし」



凜は、心配そうに、亜土夢を見つめると


「えっ、、亜土夢、、大丈夫なの、、お仕事でイヤな事があったの、、」、、、凜は亜土夢の顔を心配そうに見ていた


「いや、、、大丈夫だよ、、」


「じゃあ、、、良かった、、」



亜土夢は、思った、、、


「絶対、、凜は欠陥品じゃないしポンコツじゃない、、、むしろ、人間に近いぐらいの、、最新の機能を持ってる、気がする」



「決めた、、、どんな事があっても、凜を守るぞ、、、」、、、そう、、心に決めた亜土夢であった




その日は何もなく、過ぎて、、、、運命の日の朝、、


亜土夢は朝ごはんを済ませて、、凜はエナジードリンクを飲んでいた、、、


その後、2人とも出かける準備をした、、、



「ねえ、、亜土夢、着替えたけど、こんな格好して、どこに行くの、、、」


「うん、、凜の登録を済ませて、後は少し買い物をするかな、、、」



亜土夢は、思った、、、


「昨日、、先輩からもらった、凜の説明書、、登録許可証は無かったぞ、、まさか、先輩、登録しなかったのか、、」



亜土夢は、、凜に優しく聞いた、、、


「あの~、、凜ちゃん、、先輩とAIアンドロイドの管理事務所に登録に行った事はあるかな、、、」、、不安そうに凜を見つめると


「何それ、、凜はあいつと、いた時、1回もマンションから出たこと無いよ」



亜土夢は、、やっぱりと思った、、、


「凜は登録出来ないのかな、、あ~心配だ」



「でも、、登録しないと、、凜はどこにも行けないから、、しょうがない、、行くぞ」



亜土夢と凜は、、国のAIアンドロイド管理事務所に向かった、、、


AIアンドロイド中央管理局、事務所、、、


中心地の大通りの動く歩道、エスカレーターロードを使って30分ほど、移動すると、大きなビルの中央管理局事務所に着いた



「あ~、、緊張する、、、凜の運命がかかっているんだ、、亜土夢、がんばれ、、」



亜土夢と凜は、中央管理局、事務所に入って行った、



管理局事務所内の、、登録受付係、、、


「あっ、、、ここだ、、広くて迷ったけど、あの~、、AIアンドロイドの所有者登録をお願いします」



係の女の人は、、形式的に話した、、、


「ええと、、、この書類に、記入してください、、、後、、説明書を見せて下さい、、あなたの、身分証明書も提示して下さい」


「はい、、、」


係の女人は、怒った口調で呟いた、、


「まったく、、何でこの私が、受付業務をしないといけないの、、機密事項、捜査中なのに、、、」


亜土夢は、、不思議そうに、思った、、、


「この、係の女の人、、他の係の人と全然違う服着てるけど、偉い人なのかな、、部長さんとか、、、」



亜土夢は身分証明書と凜の説明書を提出すると、書類に目を通して、、書き込んだ、、



それが終わると、、書類を提出した、、、


全てを確認した、、係の人が、、、


「ええと、、、このAIアンドロイドは、、量産タイプじゃありませんね、、、それに、、あなた、、この説明書は、、違うAIアンドロイドの物ですよ、、」


「え~、、そうなんですか、、先輩から、譲り受けた物でして、、」



係の女の人は、、また、形式的に話した、、


「前の、所有者は、登録していませんね、、困るんですよ、、最近、無登録で、働かせる所有者が多くて、、それに、ネットで安く買ったからか、登録料が高くて、もったいないと登録しない人が多いんですよ」


「あの~、、登録しないと、仕事が出来ないんじゃないのでは、、」


「雇う方の会社も、税金逃れが出来ると採用するんですよ、、」、、係の女の人は、怒った口調で言った



亜土夢は心配そうに、、、


「そうなんですか、、、あの~ところで、説明書が違うと登録出来ないですか、、」


「大丈夫ですよ、人間にも今はあたりまえの様に本人確認のチップが入っていますよね」


「ええ、、そうですね」


「なので、AIアンドロイドの右手に、チップがあれば、ほとんどのAIアンドロイドの説明書は渡せますデータがわかるので、、、ここは、一番大きな国の中央局なので、、資料は全て管理してます、、」


「そうなんですか、、良かった、、」



係の女の人は、、真面目な顔で、、、


「ただし、、闇サイトとかで売っている、AIアンドロイドはそのチップがないので登録も出来ませんが、、その、AIアンドロイドさん、、ええと、お名前は高橋凜さん、、右手を出して下さい」



亜土夢は心配そうに、凜を見ていたが、、、



凜は、ニコッと笑って、、右手を出した



係の女の人が、凜の右手を触ると驚いた、、


「えっ、、あなた、人間じゃないの、、それに、この顔、どこかで見た事がある様な、」


「、、お姉さん、違うと思うよ、、凜はお姉さん知らないもの、、」、、、凜はニコニコと笑いながら言った


「まあ、良いわ、、この、機械を使うとわかるわよ、、」



係の女の人は、凜の右手に機械をあてた、、


「ええと、、、今調べています、、とりあえずチップがあったので、、闇のAIアンドロイドじゃなさそうね、、それにしても、肌触りといい、体温もそう、まるで人間だわ」



亜土夢は、とりあえず、安心した、、


しばらくして、チップのデータから、凜の結果がわかると、、管理事務所はざわついた、、、


中でも、管理局の一番偉そうな人が、、、


「おい、佐々木君、、このデータは間違いないのか、、ウソだろう、、、」


「私も、、驚きました、、叔父さんが死んでから、ずっと行方不明でしたから」、、佐々木と呼ばれた女の人も、驚きを隠せないでいた、、、


「まさか、、本物に会えるなんて、、幻と思っていたよ、、1年前から、忽然と消えたのだから、、」


「まさか、、今ごろ出て来るなんて、、彼が盗んだのか、、」


周りの科学者や、関係者達もざわついて、亜土夢を見ていた


「いえ、、先輩から、譲り受けたと、、その先輩もネットで購入したそうです」


「、、、まあいい、、、これは国の、機密事項だ、、彼に協力を求めよう、、」



大騒ぎの原因を、亜土夢と凜は、全くわからなかった



「あの~、、凜は登録出来たのですか、、、後、、、凜の説明書も欲しいんですけど、、登録料、お支払しますけど、、、」、情報がわからない亜土夢は、焦っていた



すると、大勢の、科学者みたいな、中央局管理事務所の人達が、凜をジロジロ見ていた、、、



「いや~、、素晴らしい、、さすが天才科学者の作品だ、、、まるで人間その者だぞ」


「幻かと思っていたが、、生きてる間に見れるとは、、思わなかった、、」



先程の、係の女の人が、興奮して、、、


「あなた、、どこで手にいれたの、、この素晴らしい人類史上最高のAIアンドロイドを」


「えっ、、先輩からですが、、、さっきも言いましたが」、、、亜土夢は訳がわからなかった


「その、先輩は誰から購入したの、、」


「ええと、ネットで購入したと、言ってたけど、これも、さっき言いましたが」


「あなた、知ってるの、、このAIアンドロイド、、ええと、凜さんが、、人類史上最高のAIアンドロイドだと、、」、、係の女の人は

興奮して話した、、


「え~、、そうなんですか、、」


「世界的に有名な天才科学者が作った、この世に2体しかないAIアンドロイドなのよ、、その天才科学者が亡くなった双子の娘の事を思って作ったのよ、、だから、より人間に近い様に作ったのよ、、大発見だわ、、その科学者は、起動させる前に亡くなったのよ1年前の事よ、、、、本当に、悲しい話よ」


係の、女の人は、険しい顔で言った、、


「そうなんですか、、、、、この人の知り合いかな」、、、亜土夢は何が何だかわからずにいた


「あなた、、これをいくらで買ったの」


「ええと、3000万ですけど、、、」


「売ったやつも、バカよね、、30億円でも安い買い物よ、、それだけの値打ちがあるのよ、、、」


何も知らない、凜は終始、ニコニコと笑っていた、、、


「まあ、、ここは国の関係の役所だから、、この事は絶対に秘密にします、、くれぐれも大事に扱って下さいね」


「ええと、、、凜の説明書は、、、」


「特別な物だから、時間がかかるけど、、、郵送します、、、あなた、この子は、、、全て人間と同じ扱いでいいわよ、、、」


「え~そうなんですか、、、エナジードリンクを飲んだけど、、」


「え~、、やめて下さい、、全て人間として接して下さい、、後、今後の参考にしたいので月に1回はこちらに来て下さい、経過観察の為、、、、国からそれなりの報酬を出しますので、、、後、登録料はいりません、、」


「えっ、、本当ですか、、これで凜に洋服をいっぱい買えるぞ、、、」



係の女の人は、小さな声で話すと、亜土夢に何かを渡した


「後、、、これ、私の名刺ね、今日はこんな事してるけど、国の情報管理にも、関わっているのよ、、何かあったら、連絡して、」


係の女の人は、ニコッと笑って、また小さな声で、、


「私は、凜ちゃんの秘密を、、知っているからね、、、、、」


「えっ、、、何か言いましたか、、気のせいか、、、」


名刺には、、AIアンドロイド、最高管理局、、情報部、、捜査官、佐々木と書いてあった、、、


「やっぱり、、偉い人なんだ、、」



亜土夢と凜は、登録書類を受けとると、、、

管理事務所を出た、、、



亜土夢は、思った、、、


「良かった、、登録出来て、、やっぱり凜はポンコツじゃない、、最高の女の子だ、、、人間として、接するぞ、、、」


「亜土夢、、嬉しそうね、どうしたの」


「うん、、凜は、最高に、かわいい女の子だと、思ったんだ、、、」


「え~、、今ごろ、気がついたの、、遅いよ、、、」







凜とのお買い物、、、、







亜土夢と凜は、駅前の近未来型、総合デパートにいた、、、


「亜土夢、、ここで何をするの、、、」


「凜の洋服とか買おうと思って、、さっき登録料かからなかったから、いっぱい買えるよ、、、」


「えっ、、本当に、、ずっと同じ洋服しかないし下着も少ないから、内緒で、、洗濯したのよ、、まあ、、ほとんど家から出なかったし、ずっとパジャマだったよ、、、」


「そうなの、、、まったく、、先輩には、失望したよ、、こんな、かわいい、凜に、、、なにもしないなんて、、、」


「亜土夢、、また言った、、凜はかわいいって、、、そうだよ、、凜はかわいいのよ、」


「凜、、これからは、、人間、凜として付き合うからね、、、」


凜は、驚いて、、、

「えっ、、凜は、亜土夢の奥さんになるの、、展開、早すぎない、、会ってまだ4日だよ、、、」



亜土夢は、困惑して、、冷静に凜に言った


「あのね、、愛の告白してる訳じゃないの、、これからも、同居人で、よろしくと言う意味だよ、、、」


「うん、わかった、、表向きはそうなのね、、誰にも言わないからね、結婚する事、、内緒ね、、」、、、ちっともわかっていない凜である、、でも、そんな凜に引き込まれていく亜土夢であった


「凜は、亜土夢の奥さんになるのか」

凜は思いきりの笑顔で言った、、


「、、、、本当に、理解してるかな、、、まあ良いか、、、籍を入れる訳じゃないし、」



凜は、、次々と洋服とか下着、、靴など、選んだ、、チラチラと亜土夢の顔を見ながら、、、、そんな凜を見て、亜土夢はニコッと笑っていた、、


「亜土夢、、とりあえず買ったよ、、」


「凜ちゃん、、何を遠慮してるの、、まだ、1つずつじゃないか、、登録も済んだし、これからは、どこでも行けるんだよ、、もっと買わないと、、いつも同じ洋服じゃまずいし、、凜ちゃんは、きれい好きなんだから、下着はたくさん買った方が良いよ」


「じゃあ、、亜土夢は凜が、どの下着を着けた方がかわいいと思うの」、、、凜は亜土夢に顔を近ずけながら話した



亜土夢は、想像して、顔が真っ赤になった


「言えるわけないだろう、、、」


「変な、、亜土夢、、」


「とにかく、好きな物、、いっぱい買って下さい、、」


「はあ~い、、、」


それでも、凜は遠慮してる様に見えた、、


「凜は、、先輩の所でかなり、我慢をしたんだな、、変わっているけど、、やっぱり良い子なんだよ」



凜は嬉しそうにしていた、、、


「亜土夢、、もう、持ちきれないぐらい、買ったよ、、ありがとう、、亜土夢、、大好きだよ、、」



亜土夢はまた照れて、、、、顔が真っ赤になった、、


「あんな、かわいい顔で言われたら、、冷静でいられなくなる、、凜が本当の人間だったら絶対好きになっているよ、、、もう、、人間でなくても同じかも、、、まずいぞ、俺」


買い物が終わると、、亜土夢は凜の荷物をほとんど持った、、、


「亜土夢、、重くないの、、凜も少し持とうか、、、、」


「良いの、、凜は女の子だから、、そうだ、、あの、係の女の人、佐々木さんが言ってたな、、凜は人間と同じ、対応で良いと、、じゃあ、、何か食べようか、、、」



凜は、、ニコッと笑って、喜んだ、、、


「え~、、良いの、、亜土夢、、、凜も食べて、、、」


「うん、、あの、人はすごく詳しそうだからあっていると思う、、今までごめんね、、知らなくて、エナジードリンクをあげて、、美味しくないのに、、、」



凜は、ニコッと笑って、、


「凜もごめん、、、昨日、亜土夢にウソついちゃったわ、、実は、亜土夢が会社に行った後、、我慢できずに、お菓子1個食べちゃったの、、、」



亜土夢は心配そうに、、、


「えっ、、それで、体は何とも無いの」


「うん、、、でもね、、初めてトイレに行ったの、、何か少し出たよ、、」



亜土夢は思った、、、


「本当に人間と同じだ、、エネルギーになるもの以外は排出されるんだ、、凄い技術だ」


「本当に、凜は人間じゃないのか、、、エナジードリンクを飲んだ以外は全て人間と同じだぞ、、昨日は、寝言も言ってたし、、」



亜土夢は凜に、、優しく聞いた、、


「凜ちゃんは、、何を食べてみたいの、、」


「うん、、テレビのコマーシャルでやってた、、ハンバーガーが食べたいでーす、、」


「じゃあ、、あそこの、ハンバーガーショップでいいね、、、飲み物も決めてね、、」


「エナジードリンク以外なら何でも良いよ」


「、、、、そうなの、、、炭酸とかも良いのかな、、、温かいのは、、、カフェインとかは、ダメだよな、、やめた、、初めはオレンジジュースで良いや、、」



凜は楽しそうに、、、、ニコニコと笑っていた、、、、







凜との、楽しい時間、、、







ハンバーガーショップ内、、、


凜は、、テレビ以外で初めて見る物に、興味津々だった、、、


ハンバーガーとオレンジジュースを購入すると、2人は、、端のテーブル席に座った、、



「わあ~、、美味しそうな匂い、、」、、凜は目の前のハンバーガーの匂いを嗅ぐと待ちきれない様子だった


「はい、、凜の分のハンバーガーとオレンジジュースだよ、、」


「亜土夢、、凜、本当に食べて良いの」


「う~ん、、、たぶん、、大丈夫だよな、、あの、お姉さんの事、信用するか、、凜ちゃん、食べてみて、、」



凜は、さっそく、ハンバーガーを口にした


「亜土夢、、これ、美味しいよ、、」


凜は、ニコニコと笑っていた、、、


亜土夢も思わず、ニコッと笑っていた、


「亜土夢、、このオレンジジュースも、美味しいよ、、やっぱりエナジードリンクとは、大違いだよ、、、」


「えっ、、そうなの、、、ごめんね、、」


「、、、、なんで、、、亜土夢が謝るの」


「うん、、、ごめん、、」


「また、、謝った、、全然悪くないのに、変な亜土夢、、、」



亜土夢と凜は楽しそうにはなしていた



ハンバーガー食べ、オレンジジュースを飲み終えると、凜は少し、恥ずかしそうに、、、


「ねえ、、亜土夢、、、凜、、お願いがあります、、、」


「えっ、、遠慮しないで言って、、」


「ハンバーガーを、もう1個食べたいです、後、オレンジジュースも、、」


「良いよ、、そんな事ぐらい、、待ってて買って来るから、、」



亜土夢が席を立とうとすると、、、凜が先に席を立って、、、


「今度は、、凜が買って来ます、、亜土夢、お金、、下さい、、」


「えっ、、大丈夫なの、、」


「さっき、、亜土夢を見ていたから、わかるよ、、オートセルフマシンのハンバーガーの買い方、凜は、子どもじゃないのよ」


「そうだね、、、はい、、お金、、」


「じゃあ、、待っててね、、」



しばらくして、凜がトレイ型自動ロボットと戻って来た、、


「ええと、、、凜ちゃん、、これはどういう事かな、、、」


「ええとね、、注文数の打ち込み、間違えたみたい」



凜は、ジュース1個と、、たくさんのハンバーガーの袋をトレイ型自動ロボット、に積んで、帰って来た、、、


「えへへ、、凜、、間違えちゃった、、」


「そうなの、、まあいいか、、今日の晩ごはんも、ハンバーガーだね、、、」



凜は、ニコッと笑っていた、、、


近未来デパートからの帰りに、、亜土夢と凜は、マンション近くのスーパーで少し買い物をする事にした、、、



凜はニコニコと笑って、、、


「あっ、、ここ知ってるよ、、この間ネコちゃんの魚を買ったスーパーだよ」


「俺の、、昼ごはんのおかずに、なるはずだった、お魚だよ、、凜ちゃん、、」


「、、、そうなの、、、でも、ネコちゃん美味しいって言ってたよ、、」、、、凜はニコニコと笑って言った


「、、、そう、みたいだね、、、」



亜土夢は、、色々と見て、、


「これからは、、凜のご飯も考えないといけないから、、朝は、パンと牛乳、サラダで良いけど、お昼は、何か作っていかないといけないな」


凜はニコッと笑って、、


「亜土夢、、、このスーパーはもう、1人で来れるよ、、」


「でも、、凜は、料理が作れないだろう」


「うん、、、でも、、これからは、、亜土夢の奥さんになるんだから、、少しずつ勉強するよ、、、」


「まだ、、言ってる、、、まあ、これからずっと一緒に暮らすんだから、、同じかも」



凜も、、スーパーの品物を見ると、、


「あっ、、亜土夢、、さっきのハンバーガーショップで飲んだ美味しかった、ジュースがあるよ」


「う~ん、ちょと違うけど、、同じオレンジジュースか、、じゃあ買おうか」、、、亜土夢はオレンジジュースをカゴ型ロボットに入れた、、、



凜は、、たくさんの種類がある、インスタントラーメンの場所に来ると、、


「あ~、、これは、この間、亜土夢が、凜に食べさせてくれなかった、ラーメンとか言うやつだ」


「凜ちゃん、、、食べたいの、、」、、亜土夢は苦笑いをした、、、



凜は、、頭をコクンと下げて、、、


「うん、、亜土夢、美味しそうに食べていたもん、、凜も食べたい、、、」


「どれがいい、、たくさん種類があるから」



凜はニコッと笑って、、、


「亜土夢が好きなやつを、凜も食べてみたいの、、、亜土夢が選んで、、」


「じゃあ、、この定番のやつで良いな、、」



亜土夢は、、バランスよく、色んな食材を買った、、、



スーパーの買い物を終えると、、荷物はいっぱいになった、、、


「大きなリュックを持って来て良かったよ」



亜土夢は食料品がいっぱい入った、リュックを背負うと、、、それを見た凜が、、、


「亜土夢、、、凜は、自分の買い物を持つよ、、亜土夢がかわいそうだもの、、」


「じゃあ、、そのハンバーガーは、亜土夢が持つよ、、」


「大丈夫だよ、、凜が失敗したやつだから、、凜が責任もつよ、、、」


「遠慮しないで、、リュックだと、少しは楽なんだから、、」


「そうなの、、、ありがとう、亜土夢、、」



凜はまた、ニコッと笑った、、







やっぱり人間らしい、凜ちゃん、、、








スーパーを出ると、春の暖かい柔らかな日差しが少し陰ってきた、、、


「もうすぐ、、暗くなりそうだから、凜ちゃん、早く帰ろうね、、、」、、、亜土夢は凜に優しく声をかけた、、、


「うん、、、、」



亜土夢と凜が、マンションのエントランスに入ると、、男の人が声をかけた、、、


「あっ、、、高橋さん、、昨日、インターホンでお知らせしましたが、いないみたいので、録音されると思い連絡しときましたよ」


「あっ、、管理人さん、、昨日は仕事で、まだ聞いていませんので、、後で確認します」



すると、亜土夢の耳元で、、、凜が、、


「あ~、、亜土夢、、、昨日話した、インターホンの、変な顔のおじさんだよ、、」


亜土夢は、小さな声で、、、


「しっ、、、、凜ちゃん、、失礼だよ」、、亜土夢はあわてて凜の口をふさいだ



管理人さんは、凜を見ると、、、


「あの~、、高橋さん、こちらの方は、」


「ええと、、」



凜はニコッと笑って、、、


「はじめまして、、亜土夢の奥さんの、、、高橋凜といいます」


「えっ、、凜、、、言っちゃたよ、、、さっき、誰にも言わないって言ってたのに」



管理人さんは驚き、、、


「高橋さん、、ご結婚したのですか、、おめでとうございます、、、、かわいい奥さんで良かったですね、、」


「ええと、、ちがい、、」


「はい、、ありがとうございます」




管理人は、管理事務所に戻って行った


凜はずっとニコニコと笑っていた、


「やっぱり、凜は本当に人間に見えるんだな、、管理人さん信じているぞ、、まあ、、良いか、、」


「ほら、、亜土夢、、お家に帰るよ、、」



亜土夢と凜のお家、、、



お買い物を片づけると、、亜土夢と凜はソファーに座っていた、、、


「今日は、、色んな事があって、疲れたな」


「凜も、、初めてだらけだったよ」


「俺も、、もっと、凜の事色々と調べないと、いけないな、、」


「そうだよ、、凜も、、亜土夢の事色々と調べないと、奥さんとして、失格だから」


「はいはい、、、お互いの事、もっとわかりあえる様にしないと、、」



すると、凜は急にそわそわした、、、


「えっ、凜ちゃん、、どこか体がおかしいの、、、、やっぱり食べたらいけなかったのかな、、」


「違う~、、たぶん、トイレ、、、亜土夢、覗かないでよ、、、」


凜はあわてて、トイレに行った、、、


凜は、すぐにトイレから出ると、、、


「やっぱり、、だよ、、」


「何が、、やっぱりなの、、」


「亜土夢、、女の子にそんな事聞くの、、」凜は、恥ずかしそうに、言った


「いや、、、聞かない、、ジュース2杯も飲むからだよエネルギーにならない水分は排出されるんだよ」


「、、、、知ってるなら、聞かないで」


「かわいいね、、凜は、、」


「亜土夢の、バカ、、初めてなのよ、、凜は、、びっくりしたのよ、、」


「あっ、ごめん、、、」


「また、、謝った、、全然、亜土夢は悪くないんだよ、、、」


「でも、、ごめん、、、、もっと、凜の事知らないと、、何かあったら困るよ」


「はあーい、、凜は、亜土夢の奥さんだからね、、大事にしてよね、、」


「えっ、、、まあ、いいか、、、」


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