作者の技量が、作品ごとに凄みを増すことを感じさせる作品。樹木魚という、聞きなれぬ言葉に込められた人々の業を、見事に描き切ったと言える快作です。
ホラー、SFが多いですが、たまにコメディも書いております。 カクヨムコンに向けて、異世界武侠活劇も連載しております。
主人公である旅の薬屋、りんの底知れなさにたまらない魅力と不気味なホラー感の両方を感じ、りんの一挙一動に期待しつつも恐怖するという不思議な感覚を持ちながら読み進めていました。ただ、本作における私の…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(210文字)
収穫祭間近の中ノ村を訪れた、薬売りの、りん。 彼は、村長の家に逗留することになります。 中ノ村の村長、次丸。 彼は、とても居丈高で癇癪もちの男。 ちょっとしたことにも、すぐカッとなって怒…続きを読む
旱魃に喘ぐ三つの村々を束ねる、中ノ村。その村長の許を訪ねる、旅の薬売りの目的は一体、何なのか。不思議な力を以て統治君臨して来た村長が辿って来た苦悩と不信、そして絶望。真夏の旱にも似たひり…続きを読む
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