概要
第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト、短歌部門二十首連作部門。
ぐちゃぐちゃのどろどろをテーマに詠ってみました。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!短歌は伝統的か!?
短歌というジャンルについていつも思うことがある。
短歌ってのは長歌などと併せて「昔の歌」はぜんぶ「和歌」で、長歌短歌併せて「勅撰和歌集」とか言って「天皇陛下に頼まれたからお抱えの歌人らを集めて歌集を編む」という歴史がありチョー体制的なゲージツなのではないかということである。
もはや権力者の手のひらのゲージツ。これがホントの卓上ゲージツ(日本画家鏑木清方が晩年に志したアレ)である。
それで反体制的だったり弱者の味方をしたりするような政治詠をすること、それって矛盾じゃないのかと私は思うのである。
マジで色んな意見があると思う。
「ゴーシチゴ、シチシチ」という型はできるだけそのままで短歌の「諸刃…続きを読む - ★★★ Excellent!!!こういうのってパッションだから。パッション溢れる短歌です!
連作のタイトルが『ぐちゃぐちゃのどろどろ』。
読んでみました。
確かに、作者様のぐちゃぐちゃした感情や、闇のどろどろした部分が駄々洩れになっている作品たちです。
ただね、私はこの作品たちにとてもパッションを感じました。
作者様の感情が素直に現れていて、読んでいてとても考えさせられ、そして感銘を受ける。
こういうのって、パッションが大切だと思うんですよ。
どんなに巧く詠まれていても、そこに感情が乗っていなければとてもチープなものに感じてしまいます。
荒ぶる感情を素直に吐き出したこの連作、お見事ですとしか言いようがありません!