学生時代、学校内のどこかでこんな出来事があったかもしれない。そんな風に感じてしまうほど、読んでいて鮮明に情景が浮かびました。主人公の女の子の心情描写がすごくよくって、こちらまでドキドキしてしまいました!まさに「夕方五時のリズム」な、素敵なお話でした。
何のことは無い音。だがシチュエーションによってそれも変わるだろう。何のことは無い音が、少女にとっては掛け替えのない思い出になるわけだ。この作品は甘酸っぱい青春時代が描かれている。結果を描かないことにより家庭の素晴らしさが感じられ、おじさんの私はノスタルジーを感じてしまった。
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