このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(297文字)
松尾芭蕉の、その弟子にまつわるエピソードです。蘭学なども交え、御洒落な雰囲気をかもしつつ、京都の秋の連想させる描写が実に秀逸。物語自体がひとつの歌のようにさらさらと詠めてしまいます。この秀逸な物語、是非ご賞味あれ。
四谷軒様のライフワークとも思える芭蕉シリーズでまた新たな傑作が今回は芭蕉の弟子の去来が主人公です去来の人となりを思わせる軽妙でありながら味わいのある語り口に惹き込まれました!去来と柿の木…いい取り合わせです