猫といられる日々は当然ではない

猫好きの作家による、猫の俳句です。 

 
この句集が「チェリー」という亡き猫を詠んだものであることは特筆しなければならないでしょう。

猫の寿命は人よりも短いために、猫を飼うことは猫を見送ることと同一なのですが、
この句集はチェリーへの哀しみをぐっと堪えて、おかしかったところのみを詠まれており、
作者の「猫といられる日々は宝物である」という想いが、人情深くにじみ出ています。