弓削之介(ゆげのすけ)は、花坂藩の次男坊。
家を継ぐ予定もなく、継ぐ気もなく、本来なら、のん気な人生を歩むはずでした。
まだ日本では珍しい、ブドウ酒でも飲みながら。
ところが実は、そうもいかなくなってきていました。
望む望まないにかかわらず、彼の運命の風向きは変わってしまったみたいです。
お家騒動の予感が。
父親やその周囲から、だんだん外堀を埋められていく、弓削之介(ゆげのすけ)。
彼は、藩を背負って立つ覚悟を決められるでしょうか?
日本の江戸時代によく似た異世界を舞台にした「和風ファンタジー」。
各々がた、ぜひとも読んでいただきたく候。