概要
私の初恋相手は、神様でした
私・神代涼澄(かみしろすず)には、生れ付き体に悪い所がある
ずっとお薬を飲んだり、いっぱい検査しなきゃいけない
痛いけど、頑張る
だって、『頑張ったら長くたくさん生きられる』って先生が言ってたから
お父さんは私が産まれる前に交通事故で、お母さんは私を出産した時に体が弱かったのもあってもう居ない
そんな私は、今おじいちゃんとおばあちゃんと暮らしてる
おじいちゃんは、神主さんをしていて神社の近くに住んでるの
そこの神社の名前は、"愛璃神社"
とーぜん、恋愛成就の神社!!!
私はまずまず友達が居ないから、あんまり意味無いけど
あとね、これは皆には秘密ね?
おじいちゃん達にも言ってないんだから!!!
実はね・・・
―――――私、色々【視える】んだ
ずっとお薬を飲んだり、いっぱい検査しなきゃいけない
痛いけど、頑張る
だって、『頑張ったら長くたくさん生きられる』って先生が言ってたから
お父さんは私が産まれる前に交通事故で、お母さんは私を出産した時に体が弱かったのもあってもう居ない
そんな私は、今おじいちゃんとおばあちゃんと暮らしてる
おじいちゃんは、神主さんをしていて神社の近くに住んでるの
そこの神社の名前は、"愛璃神社"
とーぜん、恋愛成就の神社!!!
私はまずまず友達が居ないから、あんまり意味無いけど
あとね、これは皆には秘密ね?
おじいちゃん達にも言ってないんだから!!!
実はね・・・
―――――私、色々【視える】んだ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!みじかくも、この読後感。
少女と狐耳の神の恋。
読み手としては、神社の風景描写とふたりの細やかな心理描写に重なって、はかなく切ないはずの物語が涼やかで美しいものに感じました。
このみじかさで、これだけの読後感があるのはすごいなと思います。
書き手としては、独特な視点のとりかたを興味深かったです。交互視点をこう使うかという感じです。
神秘的な内容と現実的な問題をうまく組み合わせて「ファンタジーと現実の境目をほどよく曖昧にして良い雰囲気つくってるなぁ」と、シンプルにそう思いながら読み進めていくうち、「……そうか。少女はこの物語のスタート以前から、その境界線のうえにたっていたんだな……」と深く感じ入りました。
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