本来のメルヘンは以下の通りですが、本作品はこの内容には成っていない。
但し日本の場合のメルヘンの定義は異なる。
春花先輩と再開して八年後のエピローグ、現実社会の厳しさとは関係なく話が進むあたりが空想の世界を象徴している。
全話を通じて現実感はないし透明な感じだよね。
メルヘンの特徴として、動物が話をしたり、魔女や魔法使い、巨人といった魔法の助けを得るなどの空想的な要素がある。 メルヘンにおいて、善悪は、喜びや怒りの形で明確に分離される。その中ではヒーローは、喜びと怒りの対立、自然と奇跡的な強さの中心にいる。ヒーローはしばしば、表面的には末っ子のような弱い人物である。しかし物語の終わりには、善は報いられ、悪は罰せられる(勧善懲悪)。
日本ではメルヘンは、おとぎ話・童話、あるいは童話的な素朴な空想を含む物語の意味で使われることが多く、それらの雰囲気を指してメルヘンチック、メルヘンタッチといった和製語も使われる。