この本のページを捲らないのは罪だ。

私は、関西の人間なので、東北訛りは詳しく有りませんが、第一印象で、

これは、斎藤隆介さんの『八郎』と同じ秋田の言葉だと思いました。
(間違ってたら、すみません。詳しくないもので)

現代で言うところの発達障害の喜助という男を、民話のように語り部が語るレトリックも味わい深く読ませていただきました。

そんな喜助が問題行動を起こす。
現代で言う所の発達障害、喜助は自己の気持ちや想いを、言葉にする術を持ちません。

それ故の喜助の暴挙であり、結末の憐れ。

無料で読めるカクヨムに、ここまで凄い書き手がいるのかと、WEB小説の海の広さを思い知りました。

まさしく、傑作です。

勉強させていただきました。

ありがとうございます。

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