まるで日常をファインダーで覗き、言葉のフィルムで切り取ったかのようで

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部の参加作品は、どれも魅力的なのですが。
この作品達が本当に好きで。

なんでしょうね。
言葉を着飾ってしまいがちな、俳句や短歌。
無理に575 / もしくは57577のリズムに当てはめようとしてしまうことが多いけれど(まぁ、それは僕の話ですが)この作者様には、それがない。

ナチュラリー。
本当に自然なんです。
その中に。
時に、ノスタルジックで。
時に、初々しく。
時に、そんな日常にクスリと笑み。
時に、艶やかで。
やっぱり、読んだ後、日常が恋しくなるそんな俳句たち。

デジタルで、いくらでも撮れる現在のカメラとは違って。
アナログで、1枚1枚
1句1句を大切に詠んでいるのような作り方が印象的な俳句たち。

今まで、生きてきた瞬間、瞬間
全部愛しいと思わせてくれる
そんな作品に出会えました。