「なんでやねん」に偽りなし。


 これは自分の仮説なのだが、

 ヒトという生き物は「1かければ十分なはずのところに100かけてみた」という系統にひどく刺激を受ける……ツボのような性質を持っているのだ。

 この作品はその性質をくすぐる。

 知ってた方が良いかといえば、正直どうでもいいが、知っとくとほんの少~~~し面白そうといったトピックに、

 全 力 を注いでいる。

 作中での出来事もそうだし、その文章表現もそう。

「一体どこにそんな力を隠し持っていた……!? いや、そもそもその力をどうしてそんなことに……!?」

 と突っ込みたくなる。

 まさしく未知とのファーストコンタクトだ。

 これから読む方は「なんでやねん」の準備をしておこう。