結末は約束されている。だからこそのたまらない読み味。「続き」を下さい。

 中華風ラブロマンス短編です。
 
 青年が一人住む人里離れた庵(いおり)に、単騎駆けてきた少女。
 囲炉裏(いろり)を挟んで男女が二人。青年を老師(せんせい)と呼ぶ少女は、彼に願いがあって馳せてきた。願いとは、ひとつ、隠居をやめて自分を助けて欲しいこと。そして、ひとつ…………これは作品タイトルで当然お察しでしょう。少女がどういう立場なのかも。

 果たして少女は青年を口説き落とせるのでしょうか? これも物語冒頭で結末は見えています。そう、その結末に至るまでの二人のやりとりをどうぞお楽しみ下さい。もだもだして下さい。くぅぅううってなります。尊いです。