短編だが固く重く大きい。この塊をくらってほしい

 主である王子の首を刎ねた従者。
 秘せられていた王子の双子の妹。
 現れた王子の身体を借りる精霊。
 さて、革命を主導したのは……

 王族が討たれた革命から一年後、三つの視点で描かれる革命の裏側。それぞれの想い。

 私には、キャッチコピー「約束します。必ずや、素晴らしいものをお見せしましょう」が二重に響きました。そして「続き」を期待しております。

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 少し冗談で申し添えます。従者くんは、自身が首を刎ねた主そっくりな顔、そのままの顔がすぐ近くに二つあるのですよ。これは辛すぎる。しかし、物語から少しひいて見れば……どうでしょうか、違う読み味があると思います。
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