突然異世界に転移して戦うか……と思いきや、命じられたのはお菓子作り⁉
異世界に召喚された少年が、元の世界に戻る為に、お菓子作りに奮闘するお話。
ロックされているスキルを、『お菓子を作る』ことで次々に解除していくシナリオはゲームのようで分かりやすく、物語自体も転移してからの目標が『ガトーショコラを作り』、『元の世界に帰る』という一貫したストーリーなのでキャラクターの行動にブレがなく読み進めやすい内容でした。
そのゴールにたどり着くまでは手探りでお菓子を作り、試行錯誤を重ねてがんばる……そんな主人公の姿は思わず応援したくなります!
さらにお話自体が2部構成で、2部まで読むことで前半の謎だった伏線部分がうまーく回収されて非常に気持ちがいい!
「あぁそういうことか!」と唸ってしまいました。
始まりから終わりまで甘くておいしい異世界物語、おすすめです!!
女神様と不思議で可愛いキャラクタたちが暮らす世界に召喚されて、お菓子つくりを頼まれます。
異世界なのでスキルだってあります。
menuさんって言うんですけどね。可愛いです。有能なのにそっけないところがね。
脇を固めるキャラクタも可愛いし素敵です。一見童話のような雰囲気がするでしょう。
それからお菓子作りの描写はとても細やかです。これを見て作れるのではないか? と思えるくらいに。
不思議な世界で、お菓子つくりする主人公を楽しんだら……
段々と、その世界の、真実に
ネタバレ回避を使いたくないので、詳しく語れない!!!!
でもどうか、第二部まで読んでほしい!!!
張り巡らされた伏線と、裏に隠された真実に涙腺が崩壊する事間違いなし。
読み終わった時、この世界が大好きになっています!
お菓子作りをテーマにしてる作品は女性向けが多い印象ですが、こちらは異世界ファンタジーとして性別問わずに楽しめる内容です。まわりを彩る仲間達がほんわかメルヘンな動物キャラと言う事もあって、子供も楽しんで読めるかも。
図鑑を埋めて行くタイプの合成系シミュレーションゲームのような感じもあって、何かを作るたびにスキルがぽんぽん解放されていくのが快感。その都度作れるものが増えて行くのが、これまたゲームっぽくて楽しい。
主人公はお菓子作りが得意なものの普通の高校生。それでも今もてる知識を総動員し、最終目標のガトーショコラを目指して!
二章が前任者のパートなんですが、こちらはプロのお菓子職人と言う事もあって、がらっと本格的に。こちらもテンポがよくてさくさく読めちゃう。そして話のメイン核がここにあるので、ぜひ二章まで一気に読んで欲しいかも。
Menuさんというシステム担当AI的な存在がいるのですが、主人公とMenuさんのやりとりも楽しいです。
お菓子を作った事がない人でもイメージ出来る題材が多いので、お菓子に今まで興味がない人もぜひ。
かわいい動物に囲まれて、本格派お菓子作り!というメルヘンな世界観なのに、
スキルの取得はミッション方式、人間味のあるオペレーション付き!という、異世界召喚の良い所は詰め込んで……こんなの面白いに決まっています!
第一章はメルヘンかわいい世界観ですが……章が進むと、答え合わせのように、どんどん謎が解き明かされていきます。
あれがこれで、これからどうなっちゃうの!?と、一気読みしてしまうこと間違いなしです。
果たしてアオイ少年は、「ガトーショコラ」のレシピまで辿り着けるのか!?
絶対に夢中になること間違いなし!なので、ぜひご一読ください!
この物語の目的は、作品紹介でも語られているとおり、ガトーショコラを始めとしたお菓子全般を作ることです。
ネタバレ回避のためにぼかして伝えると、主人公はパティシエとしての技術はありません。あくまで料理の得意な男子高校生です。
しかし異世界に彼を引っ張ってきた女神様は、ちょっとした勘違いにより、パティシエと同等の成果を求めます。
本格的な職人ではないのに、本格的なガトーショコラを作らないといけないわけですから、彼自身が技術を上げていくしかありません。
しかもゆっくり作る暇もなく、次々と新しい要求が降りてきます。
そうやって悪戦苦闘しつつ、男子高校生ががんばっているうちに、物語は過去編に入ります。
なぜ女神様が、ちょっとした勘違いにより、男子高校生にパティシエの技術を求めてしまったのか、が語られるわけです。
この部分はネタバレ中のネタバレでありまして、なによりこの物語の核心なので、もしこのレビューを読んで興味を持ったなら、さっそく自分で読んでみましょう。
現在、一部と二部で主役が交代するチャレンジ旺盛な展開。
一部は、異世界に召喚された「お菓子作りが好きな男子高校生」が、少しづつ材料やレシピを獲得しお菓子作りのスキルを上げるお話。
ありがちな薬師の経営スローライフ系の話をお菓子作りに変えたような感じですが、現実にありえないポーション作りより、現実に存在するお菓子作りは、分かりやすさや納得感が違います。
ツリー開放システムも良くできていて、今後に期待したいですね。
二部では、その話を一旦止めて、その世界の過去話です。
伏線で貼っていた、前任のパティシエ。彼も召喚されたのですが、その時の事を描いています。
この先、二人は出会うのか? それとも……
いろいろと、先が楽しみな作品です。
出てくるキャラクターがみんないい人。というか動物?
ゆったりほっこり、スローライフなお菓子作り。
お菓子作りで主役が男子なのも良い雰囲気を保つ要因になっています。
休憩時間に、おいしいドリンクといかがでしょうか。
お菓子作りが好きな高校生『葵(あおい)』くんが異世界に転移してお菓子作りをする話。
でも最初に使える材料は砂糖、調理スキルは「じか火」のみ。
ここから何を作る!?
お菓子を作るたびに少しずつ、素材と調理法が増えて行きます。
この材料とこの調理法で次は何を作るんだろう? とクイズを解くような気持ちで読ませていただきました。
私はパンケーキくらいしか作らない、もっぱら生きるための料理しかしない人間ですが、それでも楽しかったです!
この作品のアイディア、本当にゲームになりそうなくらい素晴らしいと思います。
それから出てくる異世界人が皆、動物さんでかわいい!
メルヘンチックな世界観がたまらない。
きっとパステルカラーでいろどられたかわいいイラストがついてるんだろうなあと、目に浮かぶようです。
ストーリー的にも、葵くんは元の世界に戻れるのか? 葵くんの前にいたパティシエの秘密など、伏線もあって先が気になります。
お菓子作りが好きな人はもちろん、童話風ファンタジーな世界観に浸りたい人もぜひ読んで下さい!
(第一章「Menu1」を読了した時点でのレビューです)
最初は作れるものが少ない中で、さまざまな素材スキルや調理製造、レシピや素材が解放され振る舞っていくのが、ファンシーな異世界転生の世界観にすごくあっておりました。
また、無条件に能力が解放される訳ではなく次の取得条件も明示されているため、なんでもありではなくキチンと目標がある中で進んでいくのもまた面白い要素でした。
何度も失敗する調理もある中、
お城に登場してくる動物系のキャラクターと仲を深め、食材を分けていただいたりお菓子を囲みながら話したり、ピンチの時には協力しあったりというのは微笑ましい感情になれました。
また、調理シーンが細かく丁寧に描写されているため、すごくほのぼのとした世界観に没入したような気分に浸れる素晴らしい作品です。
3〜6話前後で1つのお話に一区切りつくので、あまり読書に時間が取れない時にでもスッと読めるのも魅力の1つかと思います。
Menu2からは違った視点、過去のお話で出てきた人物の物語になっており、世界観は同じながら背景や過去の掘り下げが明らかになっていくのかなと続きが非常に楽しみです。
異世界転生で多いバトルものとは違う、ほのぼのと美味しいものが文章から楽しめる日常系物語として、非常におすすめの一作です。
大好きな要素がてんこ盛りの作品!
美味しそうなスイーツたち、可愛い動物さんたち、そしてスキルツリーシステム。
出てくるお菓子はどれも美味しそう!
調理工程もしっかり描かれていて、勉強にもなります。
そして、スキルツリーシステムがすごく面白いです。
何か作ったりイベントをこなしたりすると、どんどん次のスキルや素材が手に入っていきます。
ゲーム化熱望! 間違いなくハマるやつです^ ^
今後どんなお菓子が出来上がるのか、そしてこの不思議な世界の秘密とは?
美味しいお菓子とコーヒーを用意して読みたい、キラキラと煌めくような良作です♪
これからの展開、とても楽しみにしています!