圧倒的禍々しさを感じる重厚な作品!

まだ第一章が完結した段階でこのレビューを書いていますが、この作品からは圧倒的禍々しさを感じます。
第一章は紫緒という女性が出産するまでが書かれているのですが、その出産シーンが凄まじいですね。そこに至るまでも物凄く禍々しく、出産シーンに至ってはゾクッとさせられるほどの圧倒的文章力を感じます。
彼女の世話をする宜綺(むべき)、彭爺(ほうじい)、そして出産に関わる男達。
タイトルの『半魂(はんごん)』が何を意味するのかは、現段階では分かっていませんが、この出産は呪われたものであるという事は分かります。

この作品、どうなって行くんだ……?
と、続きが気になって仕方ありません。
作者の雨杜和(あめとわ)様は、コメディーからホラー、ミステリー、異世界ものまで幅広く書かれる方です。
どの作品にも言える事は、読ませる力が圧倒的にあるという事です。

読んで損はさせません。オススメです!

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