それは、さわやかな青春の象徴の色。

主人公のちひらは、17歳の誕生日を迎える少女。
彼女は、隣の席の遥希くんから一日早い誕生日プレゼントをもらいます。

贈り物の中身は、美しい水色の御朱印帳。

そして迎える、誕生日当日。
ちひらに転機が訪れるのですが……

さわやかな文体で、青春の雰囲気が生き生きと伝わる本作。
作中で時折現れる「水色」がとても印象的で、作者様の巧みさに脱帽でした。
青春らしい、ドキドキする感情が「水色」にさりげなく表れているとでも言いましょうか……作中で水色のアイテムが現れるたびに、読んでいる私までちょっとドキッとしてしまいました。

とっても素敵な作品です。おススメですよ!