もし自分のアカウントに☓☓☓が勝手に投稿されたら――?

 すごい!と唸った。もっと続きを読ませてほしい!と叫びたい。
 アプリのカクヨムを開くとでてくる新着レビューにてこの作品のレビューと目があった。何やらわくわくさせてくれそうな気配である。さっそく小説ページを開いて読んでみたが、「あっ」と言わせてくれる展開が待っていた。
 主人公は小説を読みつつも自分でも小説を投稿するような投稿サイト利用者だ。だがある日、自分では書いた覚えのない小説が自分のアカウントで投稿されていた。その小説の評判はうなぎのぼり。続きを待つ読者、出版希望の出版者。一本の作者不明の小説を中心に事態がぐるぐると動き出す、ただひとり主人公をおいて。
 だが、それにしても、――え? え?である。なぜ、ここで筆を止めてしまうのか。どう転がしても面白い展開を!
 それに主人公のキャラクターや人間性ももっと見たかった。そもそもなぜこの主人公はネットで小説を読むようになったのだろう、なぜ自分でも小説を書くようになったのだろう。そして、この事件を受けての主人公の心情をもっと味わいたかった。
 そして、あの謎のWi-Fi! 謎が謎のままだ。はやく続きが読みた……え? スクロールバーがとまった。ぬん、ぬん! だめだ、これ以上うごかない。こ、壊れている!!

(なお、拝見したレビューはジロギンさまのものです。ぜひそちらのレビューもご覧になってください。)

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