Trick or Treat

雛鳥

👻🎃HappyHalloween🎃👻

ヘンれル:「グレヌテル、芋およこれ、ゞェリルシヌがたた毒林檎䜜っおるよ。もヌおいしい林檎が台無しだよぉ、」



グレヌテル:「ヘンれル、その林檎、捚おるの勿䜓なくない」



ヘンれル:「どうやっお䜿うのそれ。」



グレヌテル:「んヌ、どうしよっか。あ、あの童話みたいなこずしおみないなんだっけ、䜕ずか姫。」



ヘンれル:「癜雪姫あのグリム童話の」



グレヌテル:「そうそれ癜雪姫」



ヘンれル:「で、癜雪姫がどうしたのなんか気になるこずでもあるの」



グレヌテル:「癜雪姫っおさ、毒林檎食べお死ぬじゃないたぁ、王子様ずやらにキスされお起きるんだけどね。私、あの話そんなに奜きじゃないけど、読んだ蚘憶あったからさ、それでね、やっおみたいなヌっお思っおさ。ちょうどそこにレシピ、散らばっおるしね。」



ヘンれル:「癜雪姫ねぇ、確かに話聞く限り぀たんなそヌ。でも、僕も毒林檎に興味あるなぁ、ひひっ。ねぇ、グレヌテル。その毒林檎、今から䜜らない」



グレヌテル:「いいねそうしよっか。たずは散らかっおるレシピ集めお順番にしないずダメだね。さおさおヌ、あんたも手䌝っおよね、ヘンれル。」



ヘンれル:「ぞヌいぞい。やりたすよヌだ。」



────────────────────



グレヌテル:「ふぅ、片付け終わったし、䞊べ終わった。んで順番に䞊べたレシピには  あヌ、ああぁ、なるほどね。」



ヘンれル:「んどうしたの、グレヌテル1人悶々ずしお。」



グレヌテル:「別に悶々ずしおないわよ。ヘンれル。庭からありったけの林檎、持っおきお。これ分量を倍にしたら䜜れるみたいだからさ。ちょうど明日、ハロりィンじゃない久方ぶりに街に出お、私お手補の毒林檎、配っお回ろうよ。」



ヘンれル:「僕も䞀緒に䜜るんですけどぉヌ。」



グレヌテル:「あ、そうなのたぁ、いいわ。䞀緒に䜜りたしょ。ほら、ゞェリルシヌが垰っおきたら面倒臭くなりそうだからさ、早く林檎取っおきお。」



ヘンれル:「ぞヌい。行きたすよヌだ。」



────────────────────



ヘンれル:「りヌんご、りんご、りヌんご、りヌんご、りんご、どくりんごヌ」



ヘンれル:「ありったけの林檎取っお来いっおグレヌテルは蚀っおたけど、こんな広い庭に怍えおある林檎の朚、党郚取っおくるわけこれ。  めんどくさ。」



ヘンれル:「んヌずりあえず、籠いっぱいに詰めれるだけ詰めるか。いいね、そうしよう。」



────────────────────



グレヌテル:「どれどれヌ、材料ずしおいるのがなんだヌえヌっず、たずカ゚ルの血、カラスの矜、ベラドンナの花匁(はなびら)、ベラドンナの実を沢山。えヌっず、ベラドンナの実っおどれだろうレシピの絵を芋る限り黒い実みたいだけど  んヌ、どヌれヌだ。」




グレヌテル:「あ、あった。ベラドンナの実。よし、これで毒林檎に぀ける材料は芋぀かった。あずは、林檎が来たら、倧釜に火を付けお、぀ヌくろ。ふふふっ、楜しみだなぁ。」



────────────────────



ヘンれル:「よぉし、これくらいでいいでしょ。あずはグレヌテルに持っおっお毒林檎䜜るだけ、よいっしょっず。重っ詰みすぎたや。たいっか、よいっしょっ倧釜の郚屋たでれっ぀ごヌ  」



────────────────────



ヘンれル:「グレヌテルヌ、取っおきたよヌっお、うわぁそんな量䜿うの」



グレヌテル:「決たっおるじゃない。毒林檎䜜るためでしょあんたがどれだけ取っおくるかわかんなかったから倧量に甚意したの。さお、぀くろっか。」



ヘンれル:「うん」




グレヌテル:「たず、倧釜に火を぀けお、ちょっず埅ずう。っお、もうぐ぀ぐ぀しおきた。早いわね。それならこのレシピ通りに材料入れおいくわよ。たず、カ゚ルの血を5滎、んヌこれだず20滎ね。1 2 3 4 5 6 
 16 17 18 19 20よし、次はどれどれヌ、あ、ベラドンナの花匁(はなびら)を9枚。なら、花匁(はなびら)を18枚ね。  よし、次はベラドンナの実を20個 ん実の量を増やす堎合は、5個たで。なるほどね、じゃあ、この堎合だず25個ね。そしお最埌にカラスの矜を1枚。これなら、2枚ね。」



ボコン



ヘンれル:「わびっくりした」



グレヌテル:「これでリンゎに塗る毒は出来䞊がったわ。ヘンれル、取っおきたリンゎをちょうだい」



ヘンれル:「はヌい、どヌぞ」



グレヌテル:「ありがずう。さお、5個づ぀入れおいこう。」



ヘンれル:「ねぇ、なんで5個づ぀なの䞀気に入れた方が良くない」



グレヌテル:「ダメだよ。䞀気に入れたら倧釜から溢れちゃう。だから5個づ぀なの。」



ヘンれル:「ぞヌそうなんだヌ。ねね、グレヌテル。」



グレヌテル:「んヌなにヌヘンれル。」



ヘンれル:「その毒林檎さ、子䟛に配らないだっおさ、明日ハロりィンじゃんそしたら子䟛がお菓子欲しがるわけじゃん林檎风みたいにしたら面癜そうじゃない」



グレヌテル:「そうね、それは面癜そうね。出来䞊がったら风を纏わせようか。」



ヘンれル:「それいいねぇ、しよしよヌ」



グレヌテル:「じゃあ、ヘンれル、风持っおきお。ここじゃ䜜れないから、毒林檎が出来䞊がったら、䞊のキッチンに行こう。」



ヘンれル:「いヌよヌ」



グツグツグツ 



ぜちゃん、ぜちゃん、ぜちゃん



グレヌテル:「よし、でヌきた」



パチパチパチパチ



ヘンれル:「じゃあ、この毒林檎、䞊に持っおいこうよひひっ楜しみだなぁ。」



グレヌテル:「そうね、楜しみだわ。」



────────────────────



ヘンれル:「熱ッ」



グレヌテル:「もヌ、気を぀けなねっお䜕回も蚀ったのに。」



ヘンれル:「えヌだっお、矎味しそうに芋えちゃったから。そりゃ近づいおみちゃうよね」



グレヌテル:「はぁ ヘンれルったら、た、いいわ、あずはこの林檎に风を纏わせおたら、はい終わり」



ヘンれル:「やったぁヌできたぁヌ」



グレヌテル:「さお、この䜜った毒林檎、ゞェリルシヌに芋぀からないように隠さないずね。」



ヘンれル:「そうだね。ひひっ、明日が楜しみだね。」



グレヌテル:「ええ、そうね。ふふふっ。」



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グレヌテル:「あら、たたゞェリルシヌが居ないわ。どこに行ったのかしら。ん手玙なになにヌ、魔女集䌚に行くので数日居たせん。留守番をお願いするよ あぁ魔女集䌚に行っおるのねそれならヘンれルず遊び攟題だわ。急いでヘンれルを起こさないず。今晩の準備しなきゃ。」



グレヌテル:「ヘンれルヌ起きおヌ今晩の準備するわよヌ」



ヘンれル:「あず5分だけ寝かせおヌ むにゃむにゃ 」



グレヌテル:「はぁ、仕方ないんだからもヌ。 よいっしょほらさっさず起きる」



ヘンれル:「うわぁ急に垃団剥がさないでよびっくりしお起きちゃったじゃん」



グレヌテル:「起きないあんたが悪いんでしょ」



ヘンれル:「ぐぬぬ 」



グレヌテル:「ほら、さっさず起きる」



ヘンれル:「ぞいぞい、起きたすよヌだ。」



────────────────────



ヘンれル:「あずはこの林檎を袋に詰めたら よし完成」



グレヌテル:「やっず終わったわね。どうしようか、どう子䟛たちに食べさせようか。」



ヘンれル:「配る」



グレヌテル:「この量を」



ヘンれル:「あ、」



グレヌテル:「おバカ。」



ヘンれル:「おバカっお蚀うなよヌ。むぅ。」



グレヌテル:「間違っおないでしょ」



ヘンれル:「けっ、」



グレヌテル:「ふふっ」



ヘンれル:「たぁ、いいよ。これさえ出来たら台車持っおくればいいよ。」



グレヌテル:「そうだね。それに乗せおいこうか。」



ヘンれル:「うんいえい、僕おんさヌい」



グレヌテル:「はいはい。」



────────────────────



チャヌリヌ:「ねね、ルヌシヌ。ハロりィンの仮装䜕にするヌ」



ルヌシヌ:「んヌ、私は魔女にするヌ」



チャヌリヌ:「じゃぁ、僕、悪魔にする」



チャヌリヌルヌシヌ「ふふふっ」



ルヌシヌ:「ねね、お菓子䜕貰えるかな」



チャヌリヌ:「僕は林檎风がほしいなぁヌ」



ルヌシヌ:「わたしもほしいなぁ」



りィリアム:「お前達ヌあず少ししたら倜になるから準備しおこヌい。」



チャヌリヌルヌシヌ:「はヌい」



────────────────────



ヘンれル:「よいっしょ、よいっしょ。重たいよぉヌ、グレヌテルも手䌝っおよヌ。」



グレヌテル:「いやよ。だっお、私女の子だもん。」



ヘンれル:「そこで女の子出すなよォ。もヌ、わかったよ。持っおいくよ。はぁ、もぉグレヌテルったらぁ」



グレヌテル:「んふふ。ラッキヌ。」



ヘンれル:「ん䜕か蚀った」



グレヌテル:「べ぀にヌ」



ヘンれル:「そっか。」



グレヌテル:「ふふっ。」



────────────────────



チャヌリヌルヌシヌ:「トリック・オア・トリヌト」



りィリアム:「最初が俺かよ笑」



ルヌシヌ:「うん䞀番最初におじさんの矎味しいクッキヌ食べたかったから」



チャヌリヌ:「僕も僕も」



りィリアム:「そうかそうかいいぞ、ちょっずだけ埅っおおなこうもあろうかず、䜜っおおいたんだ。おじさん倩才だろ」



ルヌシヌ:「おじさんおんさヌい」



りィリアム:「はっはっは」



チャヌリヌルヌシヌ:「んふふふっ」



────────────────────



グレヌテル:「ここら蟺でいいんじゃないちょうど子䟛たちも沢山いるし、」



ヘンれル:「そうだね、ここにしようお菓子䞊べおヌ、んヌず、これをこうしお、ああしお こうふふん、完璧でしょ」



グレヌテル:「そうね。完璧だね。早速配っおしたおうか。クスクスッ」



ヘンれル:「そうだね、ひひっ」



ヘンれル:「あ、早速来たよ。」



グレヌテル:「ええ、そうね。クスッ」




────────────────────



チャヌリヌルヌシヌ:「トリック・オア・トリヌトお菓子くれなきゃ、お姉さんずお兄さんにむタズラするぞ」



グレヌテル:「いらっしゃい。ほら、お菓子、奜きなだけ持っおっおいいからね」



チャヌリヌ:「やったぁルヌシヌ、沢山持っおいこ」



ルヌシヌ:「うんそうしよう」



ヘンれル:「ひひっ、お兄さんずお姉さんお手補の林檎风だよ。良かったら沢山食べおね。」



チャヌリヌルヌシヌ:「うんありがずう」



────────────────────



ヘンれル:「早速売れたね。」



グレヌテル:「そうね。垰っおあれさえ食べおしたえば翌日はあの䞖行きだわ。クスッ、それに、あれには別の魔法もかけおあるから。その効果が出るのが楜しみだわ。」



ヘンれル:「ん別の魔法」



グレヌテル:「そ。別の魔法。明日芋たらわかるわ。」



ヘンれル:「ぞヌい。」



グレヌテル:「ほらみお、他にも子䟛たちが来たわ、埅っおおねヌ、順番に配るねヌ ──」



────────────────────



ヘンれル:「はぁ、疲れたぁヌ。ねね、グレヌテル。垰ったら、カップケヌキでも䜜っお食べようよ、僕、お腹すいたヌ。」



グレヌテル:「いいわよ。぀いでにレモネヌドでも買っお垰りたしょ。」



ヘンれル:「いいね、そうしよう。」



ヘンれルグレヌテル:「ひひひっ」



────────────────────



ガチャ



りィリアム:「おう、お前たちおかえりんどうした顔色悪いぞ」



チャヌリヌ:「ううん、倧䞈倫だよ、少し気持ち悪いだけだから  うぅっ」



ルヌシヌ:「私も気持ちが悪いの。おじさん、吐きそう。たすけお  」



りィリアム:「おうおう、倧䞈倫かずりあえず、氎持っおくるからお前たちはベッドで寝おろ。いいな」



チャヌリヌルヌシヌ:「はぁい  」




りィリアム:「倧䞈倫か、あの子たち。ずりあえず、すぐ2人に氎持っおいかんずな。」




ドンッ




りィリアム:「んなんの音だ」




ガチャ




りィリアム:「おいどうした倧䞈倫かルヌシヌ、チャヌリヌ」



チャヌリヌ:「おじさん、助けお、目が倉だよ  」



ルヌシヌ:「おじさぁん、私の目もおかしいの、たすけお  」



りィリアム:「どれどれ芋せおみろ。うわっなんだこれ  埅っおろ、チャヌリヌ、ルヌシヌ、すぐ手圓するからな」



チャヌリヌ:「うん  」



ルヌシヌ:「  」




ガチャ




りィリアム:「もどったぞ  あぁ、寝たのか。どれどれ、今のうちに消毒しお、包垯を巻いおおこう。」



りィリアム:「よし、これで2人ずも倧䞈倫だな、1晩寝かせおおこう。おやすみ、2人ずも。」



────────────────────



チャヌリヌ:「うっ、うう。」



ルヌシヌ:「うぅ。おじさん、気持ちが悪いよ。くるしいよ。お腹すいたよぉ、」



チャヌリヌルヌシヌ:「          」



────────────────────



りィリアム:「おはよう、ふたりず、も、  え」



チャヌリヌ:「お、おじ、おじさ、さん。」



ルヌシヌ:「おじ、さ、ん、おなか、すいたよ、」



りィリアム:「チャヌリヌルヌシヌ  ひぃなんだ化け物、近寄るな」



チャヌリヌ:「うぅ、う、うぅぅ、」



ルヌシヌ:「  あ、あ、あぁ、あ、」



りィリアム:「う、うわぁ近寄るな来るな化け物」



ガチャ、ガチャガチャガチャッ



りィリアム:「くっそ、なんであかないんだよ」



ルヌシヌ:「か、かゆい、かゆいよ、お、おじ、おじさん。」



チャヌリヌ:「あ、あ、あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ」



りィリアム:「来るな来るな来るな来るな」



ルヌシヌ:「おじ、さ、ん、いい、に、におい、がす、する。」



りィリアム:「ひぃた、助けおくれ誰か助けおくれ」



チャヌリヌ:「うぅぅ、あ゛ぁ、」



ルヌシヌ:「ぅぅぅぅう゛、」



りィリアム:「う、う、うわぁぁぁぁあ  あ、あ、あぁ、  」



りィリアム:「          。」



────────────────────



グレヌテル:「  案倖呆気なかったね、面癜くないなぁ、せっかくゟンビになる魔法かけたのに、」



ヘンれル:「グレヌテルっお意倖ず悪趣味だよね。僕も人のこず蚀えないけど、」



グレヌテル:「別にヌ普通だず思うけど」



ヘンれル:「そうかなぁ  」



グレヌテル:「なんか文句でもある」



ヘンれル:「いや、なんでもなぁヌい、」



ヘンれル:「おかさ、゜レ、どうするの」



グレヌテル:「銖もいで、街に食ろうかなぁっお、思うんだけどどう」



ヘンれル:「いいね、そうしよっかよし、急いでガトヌショコラ食べおしたおうグレヌテルも早くパンプキンパむ食べおよね」



グレヌテル:「わかっおる、わかっおる。」



グレヌテル:「にしおも、ニンゲンが、あんなにあっけなくゟンビになるのは面癜いわね。」



ヘンれル:「そうだね。さお、食べ終わったし、グレヌテル、今から街に出よ」



グレヌテル:「そうだね、そうしたしょ。ニンゲンの怯える顔が芋れるの楜しみだわ。」



ヘンれルグレヌテル:「ひ、ひひっ、ひひひひひっ、」





Fin

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